1. 古川美和弁護士 裁判員制度を考える集会で講師に!

古川美和弁護士 裁判員制度を考える集会で講師に!

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2011年5月14日、「取り調べ可視化と裁判員制度を考える市民集会」が開催されました。

 これは、「裁判員制度を考える京都の会」が、裁判員制度が施行されて以降毎年この時期に開催しているものです。
 
 今回は、足利事件や布川事件などのえん罪事件や検察によるフロッピーディスク改ざん事件など刑事事件を多数取材してこられた江川紹子による講演が行われました。

 警察・検察による取り調べ過程の全面的な録画・録音の重要性などについて分かりやすくお話してくださいました。

 また、日弁連裁判員制度実現本部で活躍中であり、現在4件目の裁判員裁判を担当している古川美和弁護士が、「裁判員制度の現状」について講演を行いました。

 これまで1万人を超える市民が裁判員を経験しており、従来の刑事裁判が良い方向に変わってきた面がある一方で、刑事裁判が裁判員のための裁判になってしまっては本末転倒であり被告人の権利が十分保障されるものにしていくことが大切であるなど今後の課題についても触れられました。
 
 200人以上の市民が参加し、会場から多数の質問が出され、約40分の質疑応答の時間も大変充実した内容でした。
 
 過去のえん罪事件や検察によるフロッピーディスク改ざん事件を機に明らかとなった問題を風化させることのないよう、市民が刑事裁判に関心を持ち考え続けることが大切だと思いました。