1. 相続手続井戸端会議【問題編1】

相続手続井戸端会議【問題編1】

最近相続人が多数人にのぼる事件をやっていたので、また似たり寄ったりの事件に遭遇したらどうすれば効率に動けるかなと思い、色んな設例を解説している本を読んでいたら、以下のような事例に当たりました。

【事例】Aさんは令和6年4月1日に死亡。Aの妻Bは既に他界しているが、AB間には子どもが2人(X1とX2)います。そして、AはBとの結婚前に一度結婚していたことがあり、X1とX2以外に子どもが3人(Y1とY2とY3)います。Aはそれなりに遺産があったため、X1は遺産分割の話し合いをしようと提案したが、Y1(名古屋在住)はなぜか拒否。Y2はどこにいるかわからず、Y3はどうやらイギリスにいるらしい。というのが前提条件です。

1 X1とX2は協議が困難なので、遺産分割調停したいなと考えているが、自分達の居住地(京都市)でも調停申立てができるか。

2 名古屋の家裁に調停申立てをしたけど、名古屋家裁までX1とX2は行かなければならないか。

3 X1とX2はタッグを組んで調停申立てをしたいけど、同じ代理人に頼んでも大丈夫か。

4 X1は自分以外の全員を相手取って調停申立てをしたけど、Y1が事故に遭い、意識不明の重体。調停手続は進められるのか。

5 Y3は外国に居住している人だけど、どうやって調停手続を進めるのか。

弁護士的には中々厄介な状況です。相談を聞いた瞬間に「時間掛かるやつだ・・・」と思う事案ですが、上の問題(Y1は何で話合いを拒否したのかなど実際には上記問題だけではないですが)を一つ一つ片付けていけば何とかなる事案でもあります。皆さんはどんな解決法があると思いますか?【解決編1】は後日で!

弁護士 佐藤雄一郎