1. 保釈・ほしゃく・ホシャク
ブログ 全然飛べてないママさん弁護士のつぶやき

保釈・ほしゃく・ホシャク

またまた久々の更新。どうも筆不精(?)で・・・。

今頭を悩ませているのは保釈。起訴されて、刑事裁判の「被告人」となった後、担保金を積んで勾留を解いてもらうのが「保釈」ですが、これがどうにも出ない。もう3回も請求してるのに、却下。

3度目が却下されたときは、怒りで呼吸が止まりそうになりました。

「刑務所にいずれ行くような人が、何で外に出てもいいのか?」と思われるかもしれませんが、保釈は権利。国際人権(自由権)規約でも、「裁判に付される者を抑留することが原則であってはならない」とされています。裁判が確定して、刑が執行されるまで、市民としての権利制約は必要最小限でないといけないのです。

でも、当たり前に、「悪いことしたやつは(裁判確定してないからまだ悪いことした、と決まってないのに)代用監獄、拘置所にいるのが当然」という空気で、それってあまりに身体を拘束されるってことの重大性に対して認識が甘すぎるぞ、裁判官!

というわけで、怒りながら抗告申立書を起案中。

前も言ったけど、司法修習生、特に裁判官志望者の勾留体験修習、ホント実現してほしい。