昨日(8月30日)、テレビ朝日系「科捜研の女」のロケが事務所4階の会議室で行われた。
船越英一郎主演の「その男、副署長」、渡瀬恒彦主演の「おみやさん」に続く(過去のブログをご覧下さい)、京都法律事務所ロケシリーズ第3段。
外から戻って来ると、4階は階段周辺も含めてスタッフなどで一杯の人。既に本番が始まっているようで、「静かに」というご命令。
エアコンの室外機が音声に入ってしまうということで、4階と5階はエアコンを切って、冷房なしでの撮影。ロケとは関係ない5階で執務する事務員さんらは、扇風機やうちわで仕事。
ロケ終了後、沢口靖子さんと記念撮影。「お疲れ様でした!」と声をかけて握手を求めると、「弁護士さんですか?」と一言。良かった、弁護士とわかってもらえたぁ。
沢口さんは、本当に小顔で、かわいらしい女性だった。
放映は、9月16日(木)午後8時からの予定。
2010年8月アーカイブ
昨日、yahooのニュースを読んで驚いた。
山岳写真家の磯貝猛氏が8月29日午前7時35分頃、北穂の南陵で滑落死されたという報道がされていた。
1991年8月、私は白馬岳から朝日岳を歩いた。朝日岳に向かう時、私たちを追い抜いたり追い抜かれたりする大きなカメラを抱えた一人の男性登山者がいた。
朝日岳の小屋に着き、暇だったので、外で、山岳雑誌「ヤマケイ」を読んでいると、その男性から「写真、撮らしてもらっていいですか?」と声をかけられた。
それが、磯貝さんだった。ヤマケイの取材のため白馬岳周辺を歩いていたのだった。
私の写真は、本当に翌年夏発行の「夏山JOY」という雑誌に掲載された。大切な山の思い出である。
その後、山と渓谷社発行の本や雑誌に磯貝さんの名前を見ると、なんとなく親近感がわいて嬉しかった。
北穂の南陵は、滑落事故も起こっているが、一般ルートで、29日朝は北アルプスも晴れていただろうし、磯貝さんは油断されていたのだろうか。
とても残念である。ご冥福をお祈りします。
誰にも打ち明けられず、自分を責めたり、恐怖と屈辱感を抱え込んで、思い詰めてしまう性暴力による被害。
そんな被害者が少しでも安心して相談したり、診察や治療も1度に受けることができるワンストップセンターが、今年4月、大阪府松原市の阪南中央病院に開設されました。略称「SACHICO」。
ホットライン(072-330-0799)は、24時間対応。4~7月の相談件数は、電話だけでも391件あったそうです。
被害にあった女性たちは、まず、どこに相談に行ったらいいかわからない。警察に行くと、根ほり葉ほり聞かれ、より深く傷ついたりすることもあります。そんな時、まず、寄り添って、心のケアをしてくれる存在は欠かせません。
8月20日から23日、南アルプスの光岳(てかりだけ、2591M)から聖岳(ひじりだけ、3013M)まで縦走した。
山小屋4泊という久しぶりのハードな日程だったが、天気は終日晴れ。毎朝、富士山を望みながら御来光を見ることもできた。
20日は標高差1630Mを上り、23日は標高差1295Mを下り、縦走中もかなりロングなアップダウンを繰り返したが、先日歩いた西穂~奥穂と比べると、恐い所は全くなかった。
南アルプスは、北より登山者が少ないという印象を持っていたが、いやいや、ツアー登山者をはじめとする明らかに60歳を超えていると思われる人で、小屋はあふれ、京都から来たオバチャンらと花の話題でも盛り上がった。
今回、この2座を登ったことで、日本百名山はあと10座を残すところとなった。
エコカー減税の期限が迫り、予算も底をつきそうとのことで、エコカーの駆け込み買いをする人が多いらしい。
そんなニュースを耳にした後のテレビ番組で、韓国の自転車ブームを取り上げていた。
韓国は、車の保有率70%に対し、自転車は20%で、まだまだ自転車に乗れない人も多いらしいが、省エネ・温暖化対策として、自転車の普及に力を入れている。
自転車専用ロードが整備され、電車の中にも自転車が持ち込める専用車両がある、などなど。
私は、毎日、ママチャリをぶっ飛ばしているが、歩道も車道も危ないし、駐輪場も数少ないことが不満。
日本も、是非、自転車の普及に力を入れてほしい!
離婚の場合、子どもの親権をめぐって争いになることも少なくありません。
調停の中でも親権者について話し合いがまとまらなければ、結局、離婚自体がまとまらないので、離婚訴訟の中で、最終的には裁判所が親権者を決めます。
先日、親権も争われている離婚訴訟で、16歳になる娘さんに家裁に来てもらいました。家裁の手続きでは、15歳以上の子どもの親権者を決めるには、その子の陳述を聴かなければならないことになっています。
娘さんは、一人で裁判官と面談し、はっきり「おかあさんがいい」と言ってくれました。
母と娘がまるで友達同士のように明るく会話をしていたのが、とてもほほえましくうつりました。
親権者を父母のいずれにするかという問題は、何より子どもの幸せや福祉を中心に決められるべきものです。世間体や意地などから親権を争うことだけは、やめてほしいものです。
鹿児島県知覧町は、太平洋戦争末期、特攻隊の基地が置かれ、若い多くの命が空に消えていった。
知覧町では、毎年8月15日、平和について話すスピーチコンテストが行われている。
今年8月15日、高校生の部で最優秀賞を受賞した福岡県の澤木公輔君のスピーチに心打たれた。
「平和を願うことは誰でもしていますが、平和は願うものではなく、実行するものです。二度と戦争を繰り返さないために、もっと勉強していきたい。」
一人ひとりができることを実行していく、それが平和への道なんだな。
山仲間のF弁護士からいただいた高橋尚子のランニングのDVDを観た。
準備運動やストレッチのやり方は参考になる。
特に走り方は、本を読むより、ずっとわかりやすい。
走るということは、股関節の下だけを動かすことではなく、腰から動かすこと。腕も90度の曲げて後ろに振ることが大切、などなど。
昨日も暑かったので、午後からジムで走る。マシンを時速8キロに設定して、5キロ走る。
走り方が実践できてるのかどうかはわからないが、楽に走れた。
ちなみに、高橋尚子は同じ岐阜市出身。ず~っと後輩だが、中学も同じ。
労働基準法が改正され、今年4月から、時間外労働(1週40時間・1日8時間の法定労働時間を超える残業)について、月60時間をこえる部分に限り、
割増賃金率が、これまでの25%から50%に引き上げられました(ただし、中小企業については、当分の間、猶予されます)。
でも、働き過ぎによる過労死や過労うつ・自殺が大きな社会問題となっている日本。
命や健康を、50%の割増賃金と引きかえにするわけにはいきません。
月60時間もの残業などはなくすべきだという声をあげていきましょう。。
仕事を持って毎日忙しい者にとって、手抜き料理は魅力的。
三杯酢や二杯酢を作ることは、そんなに面倒ではないはずなんだけど、「べんりで酢」を使い始めたら、その便利さにはまった。
酢の物の材料を混ぜて、それに「べんりで酢」をかけるだけ。私の場合には、少々、塩を足して、できあがり。
これで、暑さを乗り切るぞ!
離婚した場合、母親が子どもを引き取って育てるケースが多いですが、その際、父親に対し、養育費を請求できます。
養育費の金額は、当事者同士の話し合いで決めることができなければ、家庭裁判所の調停で話し合い、それでも決まらなければ、親の年収や子どもの年齢などを考慮して家裁が決めてくれます(審判)。
ところが、取り決めた養育費を約束どおり支払わない父親もおり、しかも、支払わなくても罰則はありません。
そこで、父親に給料などの財産があれば、強制的に取り立てることができます。
養育費については、給料の2分の1まで差し押さえることがきで、また1回でも約束を破れば、まだ期限が来ていない将来の分まですべて差し押さえることが可能です。
このような強制執行を行うには、家庭裁判所で取り決めた文書や公正証書が必要です。
8月6日、大縦走の1日の始まりは、西穂山荘を朝4時出発。
西穂独標(どっぴょう。2701M)で朝弁当のおにぎり1個を食べる。緊張のせいか、あまり食欲がない。一般の登山者は独標まで。独標からは険しい岩場のルートに変わる。
奥穂まで行こうとする登山者の中には、私たちより明らかに年上の中高年もいたが、山岳ガイドがロープを持って同行していたり、ヘルメットをかぶったりしており、昨夜のオジチャンの言葉が頭をよぎる。
午前6時40分、西穂高岳(2909M)。ジャンダルムまでの険しい岩稜がものすごい迫力で迫ってくる。そこから何度もアップダウンを繰り返すが、特に下りが恐い。傾斜が急なため、身体を山側に向け、手足をどこに置くか1つ1つ確認しながら下りていく。
間ノ岳(あいのだけ)、天狗の頭を経て、天狗のコル。そこからジャンダルムまで約300Mの上り。ヘトヘトになる。ジャンダルム(3163M)へは、小鞍部にリュックを置いて空身で。今、通過してきたコブ尾根ノ頭にいる登山者らが手を振っているので、私たちもジャンダルムから手を振り返す。でも目指す奥穂高岳はガスの中。
ジャンダルムを下りて小鞍部まで戻り、そこからが最後の難関だった。ロバの耳を巻いて進むのだが、下は絶壁、鎖はついているものの、ルートは細くて不安定。恐かった~!そこを通過すると、今度は馬の背を登る。短いが、本当に馬の背中のように、両側がスパッと切れている岩場。
そして、やっと奥穂高岳(3190M)に登頂。12時45分。皆で大縦走の喜びを確認し合った。
(感想)大縦走を達成したが、今は、2度と行こうとは思わない。本当に厳しいルートだった。でも、高所に恐怖心がなく、天候が良く、かつ慎重に進めば、行けるルートだとは思った。ただ、岩がザレている所が多いので、落石よけにヘルメットはあった方が良い。
前回のコラム「子どものいない場合の相続」を読んだ何人かの方から、遺言ってどうやって書くんですか?と質問をいただきました。
最近、遺言を書く人が増えているそうです(2010年6月29日付け京都新聞夕刊)。
遺言は、その効力が生じる時、遺言者本人がこの世にいないわけですから、遺言者の意思を確保するため、法律の定める方式に従ったものでなければ、遺言としての効力を持ちません。
一番、簡単な方法は、自筆証書遺言です。自分自身で作成するので、簡単で、秘密にできますが、遺言書の全文、日付、氏名を全部自分で書き、押印することが必要です。パソコンで作成するのはダメですよ。自分で書いた場合には、誤りがないか、1度、弁護士などにチェックしてもらった方が良いでしょう。
公正証書遺言は、公証人役場で公証人に作成してもらうものです。費用はかかりますが、後日の紛争防止や遺言書の保管(原本を公証人役場で保管します)などの点では確実です。但し、証人2人以上の立ち会いが必要です。
一昨年、槍から奥穂まで縦走。そして今年は、西穂から奥穂へ。北アルプスの夢の大縦走が実現した。一瞬の気を抜くこともできない難関ルート。ものすごい達成感。
8月5日京都を出発して、新穂高温泉から山に入る。
この日は、西穂山荘泊。
男性陣は、早速、山荘前のテラスで生ビール。少し遅れてテラスに行くと、「あそこに映画『剣岳 点の記』の木村大作監督がいる!」と言われ、ビックリして指さす方を見ると、確かに木村監督や!やはりテラスでスタッフらと談笑されていた。
ここは関西のオバチャンの本領発揮。恐る恐る近づいてメモ帳を出して「サインお願いできますか・・・」。快くサインに応じていただき、おまけにツーショットも。
同行のF弁護士が「次の作品●●の下見ですか?」と尋ねると、横のスタッフらしき男性が「それ、軍事機密なんやけど」って(大笑い)。
夕食後、明日3度目の西穂~奥穂行きと言う京都から来た70歳のオジチャンと話す。
「同行者の中で、このルートの経験者はいるの?」 (いいえ)
「ヘルメット持って来た?」 (誰も持ってません)
「ロッククライミングの練習した?」 (1度もしてません)
「ロープは持ってるの?」 (誰も持ってません)
そんなんで行くのかという口調。「ダメだと思ったら、早めに引き返した方がいいですよ」と忠告された。その夜は、昼間に車とバスの中で寝倒したのと、うるさいいびきと、明日への不安とで、ほとんど眠れなかった。
(続く)
趣味欄には書いていないが、料理を作ることが好きだ。本屋に行くと料理本コーナーに直行し立ち読み、テレビでは料理番組を観て研究、レシピもそこそこ集めている。
とは言っても、こった料理などとうていできないし、魚だってさばけない。
要するに、簡単な料理や手抜き料理を作るのが好き。
最近のお勧めは、「蒸し野菜」。これ、流行ってるよね。
とにかくどんな野菜でも適当に切って、土鍋に入れて少々お酒をふって、火を点けて10分程(野菜に寄ります)もすれば、できあがり。野菜そのものの味がそのまま味わえてとっても美味。
つけダレを気分に応じて変えてみると、また違った味が味わえる。
最近、子どものいない夫婦が増えてきました。そんな場合、夫が死亡した時の、相続はどうなるのでしょうか。
子どもがいない場合、まず、亡夫の直系尊属(通常は両親)が相続人となります。相続分は、妻が3分の2、直系尊属3分の1です。
直系尊属が既に死亡している場合には、亡夫の兄弟姉妹が相続人となります。相続分は、妻4分の3、兄弟姉妹4分の1です。
従って、夫の遺産を分けるには、これらの相続人と話し合う必要があり、話し合いがまとまらなければ、家庭裁判所に遺産分割の調停を申し立てることになります。
夫の両親や兄弟姉妹とは血のつながりがないので、夫の死後、遺産をめぐって争いが起こるのではないかと不安を抱いておられる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、夫婦が互いに遺言を書くことをお勧めします。遺言があれば、少なくとも兄弟姉妹には遺留分はありませんので、もめる心配がありません。
(注)遺留分とは、一定の近親者に対し、亡くなった人の意思に反しても相続財産の一定割合が留保されることです。
昨年の北海道トムラウシ山の遭難に続き、今年も8月2日北海道幌尻岳で遭難事故が起きた。幸い、全員無事だったが、今回もツアー登山中の事故。
私も登山にはまり始めた10年前頃は年に数回ツアー登山に参加していた。山に行きたいが、かと言って一人では心細い、そんな者にとっては、ツアー登山はありがたい。
参加者は、ほとんどが50代以上の中高年。当時私はまだ40代だったので、参加者の中ではいつも最年少だった。
ツアー登山は、少々天候が荒れていても実施されてしまう。九州の登山ツアーに申し込んでいた折り、台風が来るかどうか微妙な時でも「実施する」と言われ、泣く泣くキャンセルしたことがあった。
また参加者の体力や経験に差があると、どうしても一番遅い人に合わせなければならず、トムラウシの事故の時のように、それが被害を拡大することもある。
山岳ガイドの公的な資格制度やツアー会社に対する規制など対策は急務である。
これまで母子家庭にしか支給されなかった児童扶養手当が、8月1日から父子家庭にも支給されるようになりました。男性差別の是正です。
児童扶養手当は、両親の離婚などによるひとり親家庭の生活の安定と自立の促進、子どもの福祉の増進を図ることを目的として支給される手当です。
手当の金額は、子どもの数や受給者の所得によっても異なりますが、児童1人で全部支給の場合には、月額4万1720円が支給されます。個々のケースについては、市町村にお問い合わせください。
支給要件に該当している方については、11月30日までに申請すれば、「8月分」から支給されますので、早めに申請されることをお勧めします。