1. 2014年11月

2014年11月アーカイブ

京都の紅葉~圓光寺(えんこうじ)~

 
秋になって、紅葉を求め、いくつか山に登ったが、どこも早かったり、逆に遅かったりで、なかなか見事な紅葉にめぐりあえなかった。
 
ところで、NHKの朝のニュースでは、毎年、京都の春の桜と秋の紅葉の名所が紹介される。
11月25日には、京都市左京区の圓光寺(えんこうじ)の紅葉が紹介された。
朝、ライブで放映された圓光寺の紅葉は、それはそれは見事だった。
 
「左京区」は広いので、どうせ遠くの山の中の寺かと思いきや、なんと、詩仙堂や修学院離宮の近くにあることがわかった。
今週までが見頃とのことだったので、急遽、行ってみることにした。
 
圓光寺は、詩仙堂のすぐ近くにあった。
午前9時過ぎに入ったが、私と同様、おそらくテレビを観たであろう人たちが結構訪れていた。
 
圓光寺は、1601年に徳川家康が京都市伏見区に学校として建立した後、相国寺山内を経て、1667年にこの地に移転されたとのこと。
 
「雲海」をイメージした細かな白い石の渦と、天空を自在に奔る「龍」をあらわした石組みのある奔龍庭を経ると、すぐに、たくさんの紅葉が目に飛び込んできた。
 
(奔龍庭)

 
「十牛之庭」と呼ばれる庭には、真っ赤に染まったたくさんの紅葉があり、また、庭一面に広がる敷紅葉も素晴らしかった。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本当は、寺の中から、柱を額縁のようにして、絵のような紅葉の庭の写真を撮りたかったが、あまりにも人が多すぎて、無理だった。
 
身近にあった紅葉を満喫した。
 
 
 
 
 
 

チェーンがからまない!

 
アクセサリーは、ペンダント以外ほとんど身につけない。
そのペンダントも新しく購入することはほとんどなく、以前から持っているものを使っている。
 
ペンダントをいざ身につけようとする時に一番イライラすることは、時々チェーンがからまっていること。
 
そこで、テレビで観た100円グッズを利用しての収納を実践してみた。
 

 
布を貼った四角いプレートを100均で購入し、それを壁にかけ、更に、そのプレート状に押しピンを指す。
そして、その押しピン毎に1本ずつペンダントをかけるだけ。
 
もうチェーンがからまることはなくなった。
これでストレスは解消された!!
 
 

講演 「子どもの貧困と学校給食問題」

 
(女性弁護士の法律コラム NO.187)
 
数ヶ月前、高校の後輩から、岐阜県のある地区の公立小中学校事務職員の研修会での講演を依頼された。
当初、依頼されたテーマは「学校給食の未納問題について」。
 
学校給食費を払わない保護者がいることについては新聞で読んだりして知ってはいたが、弁護士として何か事件で関わったり、あるいは研究したりしたことがないので、最初は私は講師としては適当ではないとお断りしていた。
後輩は「滞納者に対し、法的に誰がどのような請求ができるか」「どんな請求方法があるのか」などの法的な解説でいいからと、断る私になおもくいさがってきた。
なんで1労働者である事務員さんがそんなこと考えなきゃいけないの?そんなことは自治体の顧問弁護士が考えればいいことでしょ!と更に私は突き返した。
 
それでも「自由に話してもらっていいから」と引き下がらない後輩の姿勢に、とうとう根負けし、未納対策のような技術的な話でなく、その未納の背景にある社会実態も含めて話をしてよいなら引き受けると言い、ついに講演を受けることになってしまった。
 
それからが大変だった。
まず学校給食費の未納の実態がどうなっているのか。
文部科学省が数年毎に調査をしており、未納額は、ここ数年22億円を超えることがわかった。
また調べていくと、想像どおり、その背景には、子どもの6人に1人が貧困という過去最悪の数字となった「子どもの貧困」ひいては日本社会の貧困そのものがあった。
そもそも学校給食は「教育そのもの」であるにもかかわらず、歴史的に、自治体の歳入扱いにすることも校長の私会計とすることも国は認め、結局、自治体任せになっているという驚くべき実態が続いていることもわかった。
 
11月25日、約100名の事務職員の皆さんを前に「子どもの貧困と学校給食問題」という演題で講演を行った。
昨年6月「子どもの貧困対策推進法」が成立し、今年8月にその大綱が閣議決定されたことも話の中に盛り込むことができ、その意味でもタイムリーだった。
 
専門外の内容だったため、始めはどうしようかとかなり不安もあったが、講演準備のために、かなり本や論文も読み、学校給食問題を通じて子どもの貧困をあらためて考える機会となった。
 
とても勉強になった。
 
 

厚労省がセクハラやマタハラの初の本格調査へ

 
(女性弁護士の法律コラム NO.186)
 
厚生労働省は、11月15日、職場でのセクシュアルハラスメントや、妊娠・出産を理由に不利益な扱いなどを受けるマタニティハラスメントについて、初めて本格調査をすることに決めた(2014年11月16日付け京都新聞朝刊)。
 
特に、派遣やパートなど立場が弱い非正規雇用の女性たちの被害が深刻になっているとして、詳しい実態をつかみ、防止策づくりに役立てるのが狙いとのこと。
調査は来年にも実施する予定。
 
均等法にセクハラ規定が設けられても、議員の議会でのセクハラやじに象徴されるように、社会の意識はあいかわらず低い。
まして、妊娠・出産については、数十年も昔と変わらないような嫌がらせが横行している。
泣き寝入りしている女性も多いはず。
 
是非とも、多くの働く女性たちの実態を把握してほしいと思う。

LEE12月号 「母親たちの初めての憲法教室」

 
(女性弁護士の法律コラム NO.185)
 
「LEE」という女性向けの月刊誌。
主に20-30代の女性向けのファッション誌だから、今の私にはおよそ無縁の雑誌である。
創刊が1982年らしい。雑誌の名前は知っていたが、自分が20-30代頃にもおそらく購入したという記憶はない。
 
そんなLEE12月号を購入した。
それは、この手の雑誌には珍しく、12月号に憲法に関する記事が掲載されていることを知り、読んでみたいと思ったからだ。
 
憲法9条を改悪しようとするキナ臭い動きに反対して、当事務所の若手弁護士2人も含め全国の若手弁護士らが「明日の自由を守る若手弁護士の会」を結成し活動を展開している。
東京では「憲法カフェ」なるものを開き、若手女性弁護士を交え若い女性たちの憲法トークなども展開されているよう。
そんな流れの中で、女性は美容やファッションだけに関心があるのではない!と、女性ファッション誌が憲法をテーマとした記事を掲載してくれることは、とても嬉しい。
 
LEE12月号には「母親たちの初めての憲法教室」というタイトルで5ページにわたり記事が掲載されていた。
「教えてくれた先生」は、あの伊東塾の主宰者で「日本国憲法の理念を伝える伝道師」こと伊藤真弁護士。
イケメン弁護士でもある伊藤弁護士の話は、いつ聴いても、勢いよく流れるように、しかしわかりやすく、聴衆がグイグイ引き込まれていく。
記事では、そんな伊藤弁護士と生徒役の若い女性4人との対話形式で憲法の話が進められていき、とてもわかりやすい。
「憲法って何?」「どんな改正論議がおこっているの?」ということだけでなく、最後に、今、私たちにできることについてもちゃんと触れてあった。
 
憲法は日本の土台となるもの。
そして、これからを担う若者に直接関わってくるもの。
 
こんなふうに、いろんな場で、いろんな形で、「憲法」が語られるといいね。
 
 
 
 
 
 

 
(女性弁護士の法律コラム NO.184)
 
昨日午後は、日弁連交通事故センターの「交通事故無料電話相談」の担当だった。
午後1時から4時まで、京都弁護士会の中の1室で一人で電話相談を受けた。
このシステムは、詳細はよくわからないが、相談者が電話をかけると、東京につながり、そこから全国各地の弁護士会の相談電話に転送されるしくみのようだ。
だから、相談の電話も全国各地から入る。
 
昨日は、3時間の間に12-3件位の電話を受けた。
相談者の住まいは、関西のみならず、岩手や栃木、東京もあった。
相談が終わり、受話器を置いたら、すぐに次の相談が入る忙しさ。
相談時間は、10~15分くらいでと指示されているので、次々と回答しなけれならず、経験の浅い弁護士が担当の時は大変だろうなと思った。
 
短時間での電話相談なので、書面を読んだり突っ込んだ相談は無理だが、一人で悩むより、ほんのちょっとアドバイスを受ければわかることや安心できることもたくさんあるので、気軽に利用してほしいと思う。
 
例えば、昨日の相談内容は、
・弁護士特約保険に加入しているのに、軽微な事故には特約を「使わない方がよい」と保険会社から言われた(被害者側)。
・1ヶ月前の死亡事故(被害者側)。加害者側保険会社が早く示談をしてほしいと言うが、刑事事件の推移を見たいがどうか。
・仕事中の事故(被害者側)。労災と加害者側保険とどのように請求したらよいか。
などなど。
 
余談だが、全国から電話がかかるので、最初の相談者の声のイントネーションで、この人は「東北地方の人?」「中部地方の人?」などと、無意識に考えている自分がおかしかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

桟敷ケ岳登山とRUN

 
紅葉を見ることを目的に、11月8日(土曜)午前中、京都北山にある桟敷ケ岳(さじきがたけ。895.9M)に登った。
桟敷ケ岳は賀茂川の源流となる山だ。
登山道は枯れ葉で埋もれ、目的の紅葉には遅すぎたことがわかった。
登山者も少なく、静かな山行きだった。
天気はまずまずで、山頂でいつものように焼きそばを作って食べた。
 
登山がさほど疲れなかったので、午後は久しぶりに鴨川を松ヶ崎から御池まで休むことなくRUN。
 
この日は身体が軽く快調だった。
 

 
今年4月1日、屋久島の宮之浦岳から始まったアドベンチャーレーサー田中陽希さんの人力での百名山踏破は、10月26日北海道・利尻岳登頂により、約7ヶ月間で、ついに達成し終了した。
 
谷川岳辺りや北海道に入ってからも疲労による体調不良・発熱などがあり、北海道の冬山前に間に合うか、とても心配したが、達成できて本当に良かった。
 
おめでとうございます。
 
宮之浦岳から利尻岳までを、人力は一切使わず、陸地は徒歩で、海はカヤックで渡るという、超人的な試み。
登山もコースタイムの半分位で歩く。
とても人間技とは思えないが、こんなことができる人もいるんだなあ。
 
おっかけ登山者は、時が経つにつれて増えていった。
本当は、私もおっかけて、どこかで会い、元気とエネルギーをもらいたかった。
 
人間ってすごい!
 
なお、11月8・15・22日、HNKBSプレミアムで、これまでの記録が再放送されます。
 

月別アーカイブ

弁護士紹介TOP