事務所ホームページの法律コラムにも書いたが、ハンバーガーチェーンのロッテリアが9月17日販売した「ご当地ふるポテ」の「京都黒七味風味」が、京都の香辛料販売老舗の原了郭(はらりょうかく)の「黒七味」という商標権を侵害していたことがわかり、販売を中止していたという報道があった(10月28日付け京都新聞朝刊)。
「黒七味」と言えば原了郭、というのは当たり前。
こんなん勝手に使用したら、そらアカンわな。
原了郭は、たくさんの香辛料の商品を扱っているが、やはり、この「黒七味」はとても美味しく、私も愛好している。
うどんやそば、みそ汁などに入れると、ピリッと味が引き締まる。
黒七味を私に紹介してくれた友人などは、小分けパック(←これも販売されている)を鞄に入れていつも持ち歩いている。
値段もさほど高くなく、店に行かなくても、京都のデパートなどでも売られているので、購入しやすい。
最近、店の方では、「黒七味カレー」が食べられるらしい。
チェックはしているが、まだ食べていない。
2015年10月アーカイブ
10月25日(日)、佐川綾野さんの切り絵教室に参加した。
今回で3回目(6月1日・7月2日の当ブログ参照)。
今回の作品テーマは、参加者各自の自由ということだったので、私は、以前、佐川さんのブログで紹介されていた「人魚姫」を選んだ。
参加者は女性ばかり6名。うち、初めての人が3名。
前回の作品「幸福の王子」の時は、時間が足りず、悪戦苦闘したが、今回は、時間内に完成。
また前回、切ってはいけない箇所も切ってしまったので、今回は、慎重に切り進め、無事に切り終えることができた。
少し慣れてきたのか、今回の作品が易しかったのか・・・?
佐川さんの切り絵は、切るだけでなく、その後、和紙で色つけもするので、その色選びも楽しい反面、難しい。
でも、すっかり、佐川ワールドに、はまってしまっている私。
私の作品「人魚姫」
参加者全員の作品
8月6日、58歳という若さで、突然、帰らぬ人となってしまった高山利夫弁護士(詳細は、9月1日付け当ブログ)。
10月24日土曜、京都法律事務所主催で、「高山利夫弁護士を偲ぶつどい」が開かれた。
京都法律事務所の元所員、京都の弁護士、全国から同期の弁護士、現在あるいは元依頼者、労働組合や団体の方など、100名を超える人の参列があった。
私が高山弁護士と一緒に取り組んだいくつかの事件の元依頼者も駆けつけてくれていた。
実直に自由法曹団の道を歩んだ高山さん、相手を追い詰める内容の書面を書き、尋問では鋭く追及した高山さん、冤罪を信じ最後まで当事者と一緒に闘った高山さん、いつも変わらぬ笑顔の高山さん・・・・
そんな言葉が、皆の口から次々と飛び出した。
24年間も同じ事務所に在籍していたのに、私の知らない高山さんの素顔や人柄を語るエピソードが一杯語られた。
心の整理ができず、お別れができなかった私の中でたまっていた涙がどんどんあふれて止まらなかった。
心あたたまる良いつどいだった。
やっと、私自身の気持ちに区切りをつけることができるような気がした。
(女性弁護士の法律コラム NO.212)
マイナンバーの通知カードを住民票の住所以外の場所で受け取る特例措置に関し、DV被害者を支援しているNPO法人全国女性シェルターネットは、居場所を書いた書類を自治体に提出することをためらい、断念する被害者が相次いでいるとして、総務省に配慮を求める要望書を提出しました(2015年10月15日付け京都新聞夕刊)。
10月5日からマイナンバーの通知カードを住民票の住所に郵送する手続きが始まりました。
他方、新聞報道によると、茨城県や北海道の自治体で、職員が住民票に誤ってマイナンバーを記載するというミスも既に起こっています。
個人情報が漏れるのではないか、悪用されるのではないか、マイナンバーに関する不安は増すばかりです。
9月7日付け法律コラムで、DV被害者など住民票の住所以外に居住している方についての特例措置についてご紹介しました。
ところが、同ネットによると、ある被害女性が手続きをしようとしたところ、戸籍謄本や住宅の契約書など書類7点の提出を求められ、「出せば加害者に居場所を知られるかもしれない」と恐怖を感じ、申請を諦めたといいます。
また、あるDV被害女性は、番号変更してから受け取ろうとしましたが(不正利用の恐れがある場合には例外的に変更ができます)、応対した職員から「DV被害証明が必要」と言われた上、被害に遭ったのが数年前だったことから「差し迫った危険はないので、制限できない」と告げられたそうです。
このように自治体によって対応がさまざまで、しかも、自治体によるミスが続いており、DV被害者は安心して居住場所を連絡することができないのが現状です。
同ネットは、総務省に対し、10月8日付けで要望書を提出し、その中で、DV被害者が番号変更を求めた際は現在の居所情報や被害証明を求めないこと、マイナンバーを担当する職員にDV被害者の安全配慮に関する研修を徹底することなどを求めました。
先週末は、秋らしい天候が続きそうだったので、10月4日(日)、石川県白山市と福井県大野市にまたがる赤兎山(1629m)に登って来た。
絶好の秋晴れの天気を予想して出かけたが、福井に近づくにつれ、雲がたくさんかかり、道路も雨が降った直後のように濡れていた。
しかし、駐車場には、既にたくさんの車が駐車されていた。
晴れてくることを期待して登山開始。
最初は、ゆるやかな細い登山道だが、しばらく進むと、道はやや急になっていく。
道がところどころぬかるんでいる。
小原峠に到着。
ここが赤兎山と大長山(おおちょうざん)の分岐となる。
大長山も、白山の展望が素晴らしい山のようだが、この日は赤兎山だけ。
山頂に近づくにつれ、急登となっていった。
小原峠までは紅葉はほとんどなかったが、山頂付近は、少し紅葉が進んでいた。
ナナカマドの実。
山頂は狭く、山頂を示す標は新しく設置されるための工事中で、簡易な標しかなかった。
山頂から北に少し下ったところに赤池湿原や避難小屋があり、その周辺は、素晴らしい紅葉が広がっていた。
そして、更に避難小屋を超えて進むと、白山が眼前に一望できる場所があった。
到着した時は、まだ、白山は雲の中だったが、昼食を食べている間に、徐々に雲が取れていき、見事な白山を展望することができた。
左が白山、右が別山。
ゆっくりと、白山の展望を楽しんだ後、下山。
紅葉には少し早かったなあ・・・
(女性弁護士の法律コラム NO.211)
1961(昭和36)年3月に起きた名張毒ぶどう酒事件の死刑囚奥西勝さん(89歳)が、10月4日死亡と報道された。
奥西さんは、長年、再審無罪を訴えて来られたが、結局、存命中には、その扉は開かなかった。
さぞかし無念だっただろう。
心からご冥福をお祈りします。
ところで、こうした「えん罪」が強く疑われる事件の再審請求を支援しようと、国内の研究者たちが、来春4月、立命館大学を拠点にネットワークを立ち上げる(2015年10月3日付け京都新聞夕刊)。
米国では、1992年から「イノセンス・プロジェクト」が始まっており、受刑者の無実の訴えに基づき、学者やジャーナリスト、弁護士らが新証拠を収集。
DNA鑑定などの新技術や従来の構図と異なる観点を基に事件の問題に光をあて、死刑囚を再審無罪につなげた例もあるとのこと。
同様の試みは、フランス、オーストラリア、台湾など国際的に広がっている。
現在、立命館大学以外の心理学者や法学者、弁護士も関与しながら、「日本版」の制度設計が進んでいるようだ。
このような新しい動きに、大いに期待したい。
前回のブログに書いた、日本語テストの回答は以下のとおりです。
(「日本人の知らない日本語3p89より)
①* アステリスク、アスタリスク
②# ナンバー。なお「♯シャープ」は横線が右上がりだそうです。
③! エクスクラメーションマーク
④∞ インフィニティ。無限大です。
⑤/ スラッシュ
⑥()パーレン
⑦& アンパサンド
私は、③と⑤しか知りませんでした。トホホ・・・
2015年5月の当ブログでも、2度にわたって書いたが、日本語教師をしている友人から借りたコミックエッセイ「日本人の知らない日本語」(著者:蛇蔵&海野凪子)がとても面白い。
今回は「約物」(やくもの)
約物とは、言語の記述に使用する記述記号類の総称で、具体的には、句読点、疑問符、括弧、アクセントなどのことを言う。
「約物」なんて言葉、知らんかった・・・
「日本人の知らない日本語」には、章ごとに「やってみよう!日本語テスト」が掲載されていて、同書の3巻に、この「約物」についてのテストが載っていた。
次の記号をカタカナで答えなさい。
①*
②#
③!
④∞
⑤/
⑥()
⑦&
答えは、次のブログにしましょう。
寺町竹屋町西入に卵屋さんがあり、その卵屋さんでは、平日は毎日、手作りのお弁当(600円)が販売されている。
日替わりでメニューは毎日変わり、肉・魚や野菜とのバランスも取れ、ヘルシーな美味しい弁当だ。
卵屋さんらしく、必ず1切れの出汁巻き卵が入っており、これがまた、とても美味しい。
値段も、「消費税が10%にアップするまでは、600円で頑張る」と言われている。
事務所からは少し遠いが、時々、その弁当を買いに行く。
店に出て販売しているのは、卵屋さんの「おばあちゃん」。
年齢は不詳(80代らしい)だが、小柄で、京都弁でいつも優しく応対してくれる。
そのおばあちゃんの姿を、ここ数ヶ月見かけなかった。
店の人に「どうかされたんですか?」となんとなく聞きづらく、心配しながらも、日は過ぎていった。
今日、久しぶりに弁当を買いに行くと、おばあちゃんが店に出ておられた。
思い切って「どこか、お悪かったのですか?」と尋ねると、おばあちゃんは、笑いながら「今年の夏は、あまり暑かったんで、夏期休暇を取ってた」という答えが返ってきた。
元気そうで良かった!