近畿にも木枯らし1号が吹いた。ついこの前まで、暑かったのに・・・
夏が終わればすぐに冬・・・秋が短いことを実感。
10月30日(日)は、久しぶりの快晴予報だったので、比良山登山へ。
目指すは、蓬莱山(1174M)。
琵琶湖側から登るのが一般的だが、今回は、裏側の鯖街道の葛川坂下町の登山口から。
京阪出町柳駅から朝7時45分発の朽木行きのバスは、2台とも登山者で満員。
1時間程バスに揺られて着いた「下坂下」のバス停で下車したのは、我々のみ。
集落の中のアスファルト道を進み、橋を渡って、登山開始。
なんだ、この登山道は!荒れている!
道迷いしないよう、注意深くテープを確認しながら、進む。
道幅は狭く、急登が続く。
風が吹くと、耳が冷たいので、持って来ていた毛糸の帽子をかぶる。
やっと、小ピークに着く。
比良山系は、色づき始めているが、あまり鮮やかな紅葉はない。
赤や黄色に色づく前に枯れてしまっている木も多い。
鮮やかな色の木を1本だけ見つけて、パチリ!
小ピークからは、少しアップアダウンを経て、小女郎ガ池に到着。
ここまで、誰一人、出会わなかった!マイナーなルート。
小女郎ガ池周辺は、琵琶湖側から登ってきた登山者で一杯。
池畔で昼食。
メニューは、定番の焼き肉と焼きそば。
蓬莱山を眺めながら食べる。至福のひととき。
昼食後は、蓬莱山へ。
一般の人も、蓬莱山へはゴンドラで打見山まで上がり、そこからリフトで来られるので、山頂は人で一杯。
快晴で360度の展望。
琵琶湖も周囲の山々も、とても綺麗だった、
我々は、もちろん下山も足で。
途中、マムシグサが咲いていた。
2016年10月アーカイブ
2016年10月22日付け京都新聞朝刊に、こんなタイトルで記事が載っていた。
藤原紀香が水素水にはまっており、結婚式の引き出物は水素生成器だったとか・・・
近年、芸能人による愛用も話題となり、健康ブームの中で、「水素水」が注目されている。
私が通っているスポーツクラブにも、1年程前から、水素水の機械が設置され販売されている。
スーパーマーケットでも手軽に購入できるが、結構、値段は高い。
そんな中、国立健康・栄養研究所が水素水の有効性に疑問を示す見解を発表したというのが、冒頭の新聞記事。
水素水とは、同研究所によると、「水素分子(水素ガス)の濃度を高めた水」。
ブームに至る流れは、2007年、水素分子が動物実験で「治療効果のある抗酸化物質として作用した」とする論文が発表されたことという。
しかし、今年6月、同研究所は、「ヒトでの有効性について信頼できる十分なデータが見当たらない」との見解を発表した。
市販の水素水は「カテゴリーは単なる清涼飲料水。水分補給にしかなりません。体調が良くなったというのは、思い込みでしょう」と一蹴した教授もいる。
国民生活センターも、広告の数値にまどわされないようにしましょうと警鐘を鳴らしている。
ブームに飲み込まれないことが大切。
ちなみに、私は、専ら、近くの神社の地下水をいただいている。
先週の土曜日(10月22日)のニュースで、登山家の田部井純子さん(77歳)が死去されたことを知った。
田部井さんは、憧れの女性の一人だ。
最近では、田部井さんが出演されるテレビ番組は、ほとんど必ず観ていた。
郷里の福島県にロッジを持っておられることを知り、是非1度、行ってみたいと思っていたところだった。
田部井さんは、1975年、35歳の時に、女性として初めてエベレストに登頂し、1992年には女性で世界初の7大陸最高峰登頂を果たした。
そのような輝かしい記録は、「女性初」という称号は与えられたものの、現実には、世間で多くの偏見や非難があったことは想像に難くない。
田部井さんは、その意味で、女性の登山に道を開いてくれた人であった。
でも、私がもっと心惹かれたのは、2012年に腹膜ガンで余命3ヶ月と告知されたが、医師から「普通の生活を送りなさい」と言われ、「私にとって普通の生活とは山に登ること」と、抗ガン剤治療の間も山に登り続けたこと。
東北大震災の被災者を元気づけうようと、福島県内の山や富士山を登り、一歩一歩前に進めば、必ず頂上に到達することとその喜びを体験する活動を続けて来られたこと。
そんな前向きな生き方に深く感銘を覚えた。
死去の報に接し、昨日、田部井さんが2008年に出版された著書「田部井淳子の実践エイジング登山 いつでも山を」と読み返した。
山は「競争じゃないし、特別な才能もいりません」
「60歳からでも70歳からでも始められます」
「どうせ払うお金なら、病院にではなく山に使いましょう」
「恐れず新しいものに取り組んでいきたい」と語った田部井さん。
後進のために、たくさんの生きる力や楽しみ方を与えてくれた田部井さん。
これからも、そんな田部井さんの言葉や姿勢を人生の糧として生きていきたい。
(女性弁護士の法律コラム NO.232)
2016年7月8日付けの当ブログ「雪山登山の失踪宣告(危難失踪)事件調査の旅(東北そして東京)」で紹介した、東北の雪山に平成27年1月一人で登り、そのまま還らぬ人となったKさんの失踪宣告事件。
原審の家裁が危難失踪を認めなかったので、高裁に抗告していましたが、昨日、危難失踪を認めるという決定が届きました。
普通の失踪宣告は、生死が7年間明らかでないとき、請求により家裁が行いますが、この「危難失踪」というのは、戦地に行ったとか、沈没した船の中にいたなどの危難に遭遇した者の生死が危難が去って1年間明らかでないときに行われます(民法30条)。
原審の家裁は、雪山に登って還らないことは「危難」にあたらないと判断しました。
高裁段階からこの事件を受任しました。
今年7月には、東北まで出かけて、捜索にあたった地元の方の話を伺ったり、同時に、Kさんが行った山にも雨が降る中登りました。
また、Kさんが勤務していた東京の会社関係者にも面談し、お話を伺うことができました。
その甲斐があったというものです。
「早く気持ちの整理をしたい」というご両親の気持ちにも応えられて良かったです。
Kさんが亡くなられて来年1月で丸2年が経過します。
来年早々には、再び、地元の方々への報告とお礼もかねてその地を訪れ、Kさんにも裁判の報告とお参りをしに行きたいと思っています。
なお、決定の内容などは、また「法律コラム」の方で紹介します。
10月10日は、Aちゃん主宰の料理教室「Angel Kitchen」に参加。
前回が6月だったので、4ヶ月ぶり。
顔なじみになったメンバーに、今日は、バレリーナをされている新婚のEさんも参加。
今回は、ハロウィンのかぼちゃづくしメニュー。
キッチンに1歩足を踏み入れると、もう、そこはハロウィンの世界。
Aちゃんのお母様が作られたクロスステッチ。
今回は、たくさんのハロウィンメニューがあって、本当にこんなにたくさん作れるんだろうかと思ったけど、Aちゃん先生は、説明しながら、複数のメニューを同時にテキパキと段取りよく進めて行く。
●ポコポコパンプキン(=かぼちゃのちぎりパン)。
「いづみさん、パンを作ったことありますか?」
「1度もありません」(おそらく、これからも・・・)
砂糖やバター、牛乳なしで、塩と豆乳とオリーブオイルだけ。
でも、あま~い。
●ハロウィンスープ。
これは、おいしい!今回のメニューの中では、私のイチオシ!
かぼちゃのスープはよく作るが、これは、ココナッツミルク入りで、少しピリ辛の濃厚味でおいしい!
●ハロウィンかぼちゃライス。
今回のメイン料理?
坊ちゃんかぼちゃをレンジで加熱した後、中身をくり抜いて、器を作り、その中にピラフを詰める。
周囲にサラダを敷いて、Aちゃんが作ってくれたハロウィン用の蒸し人参をトッピング。
●まだまだ、あります。かぼちゃとキノコの豆乳グラタン。
これもメイン?
かぼちゃ、炒めたじゃがいもや玉ねぎなどの具材の上に、米粉の豆乳ホワイトソースをかけ、それに更にハーブパン粉をふりかけ、オーブンで焼く。
●デザートは、パンプキンマフィン。
北欧紅茶と共に。
もう、食べきれませ~ん!残りはお土産に。
食事して、おしゃべりしていたら、もう夕方。
Aちゃん先生からは、メッセージつきのハロウィンクッキーをいただく。
その上、サプライズで、Aちゃんのお姉さんのA子ちゃんとも約40年ぶりの再会。
楽しい1日でした。
最近、街中を歩くと、ハロウイン一色。
近所のスーパーにまで、かぼちゃの置物が飾ってある。
ハロウィンとは、ヨーロッパの祭りで、秋の収穫を祝ったり、悪霊を追い払うというような宗教的意味合いのある祭りと言われている。
数年前までは、ハロウインなんて外国の祭りでしかなかったが、今や、日本でも、商業ベースですっかり定着している感がある。
さて、この連休、私は、ハロウィンづくしだった。
昨年来このブログで何度か書いたことがある、京都在住の切り絵作家佐川綾野さんの切り絵教室。
今年は、日が合わず、1回も行けていなかった。
昨年参加した教室で、他の参加者が切っておられた「ハロウインの猫」のデザインがとても気に入って、私も是非切ってみたいと思っていた。
10月9日、約1年ぶりに教室に参加。
やり方、覚えてるかなあ・・・緊張!
まず、佐川先生から下絵をいただく。
「猫の顔の部分が難しいから、慎重にね」と先生。
切りすぎてしまわないよう、特に細かい部分は、慎重にカッターで切り進めて行く。
集中、集中。
ふぅー、やっと切り終える。
これから、和紙を裏から貼って色をつけていく。
佐川さんの切り絵は、色遣いに和紙を使われているのが特徴の1つ。
色選びだけでなく、和紙のぼかし模様をどこに持っていくかなど難しい。
完成!
静かなひとときが過ぎた。
(女性弁護士の法律コラム NO.231)
「また、電通か!」という思いで一杯です。
2016年10月7日のニュースで、広告会社大手の「電通」に勤務していた女性新入社員(当時24歳)が昨年12月25日自殺し、それが長時間の過重労働が原因だったとして労働災害が認められたことを知りました。
「電通」という会社は、日本でも最大の広告代理店です。
私たち過労死や過労自殺を扱う弁護士にとっては、2000年3月24日に最高裁が言い渡した「電通事件判決」はバイブルのようなすぐれた判決で、過労死事件訴訟では必ずと言ってよいほど、その判決の内容を書面に引用したりします。
実は、電通では、1991年にも入社1年5ヶ月の男性社員が長時間労働が原因で自殺しました。
年齢も今回と同じ24歳でした。
遺族が起こした裁判で、最高裁は、従業員の過労自殺に関わる民事上の損害賠償請求について、因果関係を初めて認めたのです。
最終的には、会社が約1億6800万円を払うとの内容で和解が成立したそうです。
そして、今回。
報道によると、亡くなった女性社員について労基署が認定した1ヶ月の時間外労働は、約105時間にものぼったそうです。
会社は、2000年の最高裁判決をどのように受け止めていたのでしょうか?
命の重みがわからない企業の体質に憤りを禁じ得ません。
折しも、同じ7日、厚生労働省は、過労死の実態や防止策の実施状況などを報告する「過労死等防止対策白書」を初めてまとめました。
過労による犠牲者を出さないよう、国はもっと指導監督や法的整備を行うべきです。
京都府や京都市などでつくる「KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会は、2016年10月5日、第8回殿堂入りに、「世界で最も質素な大統領」として知られるウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏ら3人を選んだと発表した(2016年10月6日付け京都新聞朝刊)。
「地球環境の殿堂」は、温暖化防止のための京都議定書が生まれた京都で、地球環境保全に貢献した人をたたえている。
2009年度に創設され、過去7回で国内外15人が殿堂入りしている。
もう亡くなられてしまったが、水俣病に取り組んでこられた熊本の医師原田正純先生も殿堂入りされている。
ムヒカさんは、以前このブログでも書いたが、今年4月に日本に来日した「世界で最も質素な大統領」。
2012年ブラジルで開かれた会議のスピーチで、グローバリズムや大量消費主義に警鐘を鳴らし、地球環境保全に向けた世界的な合意形成に力を尽くした。
また、2人目は、アフガニスタン支援を行うペシャワール現地代表の医師中村哲さん。
医療活動にとどまらず、戦禍や干ばつにあえぐ現地で、環境保全につながる井戸や水路の整備、農村の復興にも努めている。
3人目は、フランス国立社会科学高等研究院教授のオギュスタン・ベルクさん。
この人のことは、これまで知らなかった。
それにしても、ムヒカさんのことを思い出すたびに、その質素だが心豊かな生活ぶりと、最近の議員の政務活動費の不正流用との落差に腹が立つ。
ジュスカ・グランペールという男性デュオをご存知だろうか。
2007年にデビューした、ギターとバイオリンのアコースティック・インストゥルメンタル・デゥオ。
私は、たまたまラジオで彼らのことを知り、ギターとバイオリンの絶妙なハーモニーに惹かれた。
以来、1度、彼らの音楽を生で聴いてみたいと思っていたが、2016年10月1日(土)、それがやっと実現した。
2016ピースライブ。
ジュスカとは、フランス語で「~まで」、グランペールは「おじいさん」。
二人が共におじいさんになるまで一緒に音楽やろうって、なんて素敵なんだろう。
実は、彼らの楽曲は私たちの身近に流れている。
化粧品SK2のCM曲や月9テレビドラマの挿入曲など多数。
毎朝7時45分からのNHK総合テレビ「おはよう関西」の冒頭で流れるテーマ音楽が「いいなあ」と思っていたら、実は、彼らの楽曲だったこともこの日わかった。
ジプシースイングJazz、タンゴ、フラメンコ、ラテン、クラッシックそして和のエッセンスを取り込んだサウンドは、聴く者に、本当に音楽っていいなって思わせる。
久しぶりに、音楽を1時間たっぷり楽しんだ。