1. 2017年12月

2017年12月アーカイブ

米ヘリ部品落下、保育園に中傷殺到

 
「自作自演だろう」・・・なんで、こんな中傷が・・・
 
2017年12月13日、普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校の運動場へ米軍普天間飛行場所属のヘリコプターの重さ7.7キロの窓が落下するという事故があった。
その数日前の同月7日には、やはり同飛行場から約300メートルの場所にある緑ケ丘保育園の屋根に大型ヘリの部品が落下した。
 
ところがである。
保育園の落下事故の方は、米軍は、大型ヘリCH53Eの部品だと認めた一方、「飛行する機体から落下した可能性は低い」と発表した。
すると、それ以降、連日、「自分たちでやったんだろう」「教育者として恥ずかしくないのか」というなじるような中傷メールや電話が保育園に殺到するようになったという(2017年12月16日付け朝日新聞朝刊)。
 
部品が見つかった屋根にはへこんだ痕跡があり、宜野湾署も確認している。
また、職員や園児も「ドーン」という衝撃音を聞いている。
その1週間後には、また小学校の運動場にヘリの窓が落下し、児童が負傷した。
 
メールするのは、沖縄の実態を知らない内地(本土)の人たち。
同じ本土の人間として恥ずかしい限りだ。
中傷メールなど流す前に、実際に沖縄に足を踏み入れて、現実を見ろ!と言いたい。
 
翁長沖縄県知事は、「日本政府には当事者能力がない」と批判した。
宇宙空間を飛ぶ北朝鮮ミサイルには敏感に反応する日本政府が、米軍による沖縄の空からの現実の落下については、全く弱腰だ。
 
これが沖縄の現実だ。
 
 
 
 
 
 

講演「代理人弁護士から見た家事調停」

 
2017年12月8日、京都調停協会連合会主催の研修会に、講師として参加した。
講演タイトルは「代理人弁護士から見た家事調停」。
対象は、京都府下の民事・家事を担当する調停委員の皆さん。
 
午前10時半、京都地裁前から、京都市内の調停委員の皆さんと共に大型バスに乗り、会場である京都府北部の福知山市内のホテルに向かった。
もしかしたら福知山は雪かも?という天気予報だった。
 
第1部は、H弁護士による「民法(債権法)改正について」と題した講演。
そして第2部が、私の講演。
 
今まで色々なテーマで講演をしてきたが、調停委員さんに対する講演は初めてだったので、どのような話をしようか、ずいぶん頭を悩ませた。
これまで家事調停とりわけ離婚調停は何件も担当してきたので、その中で調停の進め方がうまいなあと感じる人と、調停の進め方に抗議をしたくなるような人などがおられ、そんな経験を織り交ぜて、率直に話すことにした。
 
また、調停委員は、当事者に代理人弁護士がつくと「やりにくい」と感じると聞いたこともあるが、調停はそれぞれの立場から意思疎通を行って進めていくことができることも強調した。
 
自分自身が代理人として、これまでの経験ややり方を振り返って整理することもでき、勉強になった。
 
夜、福知山を出る頃には、みぞれ交じりの雪となっていた。
 
 
 
 
 
 
 

元号をなぜ使う?

 
天皇の退位と平成の終わりが2019年4月30日と正式に決まった。
新しい天皇が即位して改められるのが元号である。
カレンダー業界などからは「早く発表して」という声が多数寄せられているらしい。
 
2017年12月8日付け京都新聞夕刊に「元号なぜ使う?」という記事が掲載されていた。
 
「元号法」という法律がある。
「1 元号は、政令で定める」
「2 元号は、皇位の継承があった場合に限り定める」
という2カ条しかない法律だ。
戦後、天皇主権から国民主権へ変わり、天皇は象徴となった。
しかし、元号は法的根拠のないまま慣習として使われ続けたが、保守系国会議員らが法制化を主張し、1979年に元号法が制定された。
現在では、世界で日本だけが使っているとされる。
 
私は、基本的には、西暦を使っている。
日常生活はもとより、裁判所などに提出する書面にも西暦を使用する。
ただ、裁判所は元号を使い、また元号の方が年月を理解しやすい場合もあるので、準備書面を書く時には、西暦と元号を併記するようにしている。
裁判所は元号にこだわるので、例えば、裁判所で和解や調停が成立した時、支払期限が2019年4月30日以降であっても、あるいは10年先であっても、裁判所は「平成」でカウントして「平成●年●月末日限り支払う」などと書いて調書を作成する。
こんな時は、西暦の方がわかりやすいのに・・・と思ってしまう。
 
また、昭和●年は、今から何年前か?という問いには、1度西暦になおして考えないと、すぐには答えられない。
 
国民主権の世の中だし、様々な利便性を考えれば、世界共通の西暦で統一していいんじゃないかと思う。
 

奈良散策 そしてツバキとサザンカとの違い

 
12月3日は、久しぶりの快晴の日曜となったので、奈良に散策に出かけた。
 
近鉄奈良線で終点の奈良駅まで。
まず、吉城園(よしきえん)という東大寺近くにある庭園に向かう。
 
東大寺の近くには、奈良の裁判所があり、その前を通過。
これまで何回か奈良の裁判所には来たことがあるが、裁判所の庁舎が建て替えられてからは来ていない。
綺麗な庁舎になっていた。
 
吉城園は、興福寺の子院である摩尼珠院があったところらしい。
現在は、奈良県が管理しているようで、入場料も250円と安い。
観光客もほとんどおらず静かに歩くことができた。
庭の紅葉はすっかり散っていたが、その枯れ葉が、庭全体に落ちていて、美しい。
 

 
 

 
庭には、ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)が咲いていた。
 

 
 

 
最初は、どちらもツバキと思ったが、受付の女性に尋ねると、白はサザンカだと教えられた。
よく似ている!
帰宅後、ツバキとサザンカの違いを調べてみた。
 
違いの第1は、花の散り方。
ツバキは花ごと落ちるが、サザンカは花びらがバラバラに落ちる。
 
違いの第2は、葉。
ツバキの葉はギザギザがないが、サザンカはギザギザが目立つ。
 
面白い。
 
吉城園を出て、東大寺に入ると、たくさんの観光客。
それも日本人より外国人の方が多い可と思うほど、各国の言葉が飛び交っている。
 
若草山を望む。
 

 
 
更に、東大寺から新薬師寺まで歩き、初冬の奈良を満喫した。
結構歩いてクタクタになった。
 
 
 
 
 
 
 
 

今年最大の満月~スーパームーン~

 
昨夜、いや、正確に言うと、今日12月4日午前0時47分、月は、今年最大の満月だった。
要するに、地球と月との距離が最も接近したということである。
 
そのことを知って、昨夜、午後11時半頃に外に出て天空をあおいでみると、月は、ちょうど頭上に。
大きさが最大ということは実感できなかったが、雲1つない夜空に、本当にピカピカとまぶしいくらい輝いていた。
 
 
 
 
 

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