1. 2022年3月

2022年3月アーカイブ

映画「ひまわり」再上映を観てきました

映画「ひまわり」がウクライナ支援も兼ねて全国で再上映されていることを知り、早速、観に行って来た(京都は、京都みなみ会館で4月7日まで上映)。

 

これまでDVDでしか観たことがなく、劇場で観るのは初めて。

夫が亡くなってちょうど2年になるが、夫はこの映画がとても好きで、生きていたら、きっと一緒に観たと思う。

 

映画「ひまわり」は、1970年のイタリア映画で、ソフィア・ローレン演じる主人公が、第2次世界大戦で旧ソビエトに出征したまま終戦後も帰って来ない夫を探すというストーリー。

戦争で引き裂かれた男女の愛と人生をテーマにした反戦映画と言える。

 

主人公が一面に広がるひまわり畑で夫を探す場面が印象的である。

「イタリア兵とロシア人捕虜が埋まっています」「ご覧なさい、ひまわりやどの木の下にも」と地元の人が戦争のむごさや悲惨さを語る。

このひまわり畑は、ウクライナのキエフから500キロ南のヘルソン州で撮影されたという。

また、ひまわりがウクライナの国花でもあることから、日本の配給会社「アンプラグド」が収益の一部をウクライナの人道支援のため日本赤十字社などに寄付しようと緊急上映を計画し、再上映となった。

 

今回の映像は、高解像度修復版(HDレストア)で、最新技術を駆使し、画面上の傷を除去して、明るさや色の揺らぎなどの症状を改善しており、また、音響も最新のノイズリダクション技術で雑音を除去しているとのこと。

 

戦争のシーンもあって、このような惨劇が現時点でウクライナで起こっていると思うと、いっそう許せない思いが強くなる。今、ウクライナの人々には、この映画のように戦争によって人生が引き裂かれるという事態が現実に起こっているのだ。

 

1日も早い平和の実現をただただ願うのみ。

 

 

島田一輝さんのスパイスカレー

カレーライスが大好きで、最近は専らスパイスカレーを作っている。

 

そんな私が、2022年1月31日付け京都新聞で、スパイスカレーを広めるためフードトラックで全国を回り、いずれはアメリカに渡って行列のできるスパイスカレー店を開くことが夢の青年島田一輝さんの記事を読んだ。

 

島田さんは、大阪出身の1993年生まれ(28歳)。同志社大学卒業後、大手証券会社に就職するも、約4年間で退職。アメリカ・カリフォルニアに渡り、そこでフードトラックで販売するカレーに出会う。

島田さんは、コロナでまだ海外へは自由に行き来できないが、まず、日本を一周してスパイスカレーを広め、いずれはアメリカでカレー屋を開きたいという夢を追う。

フードトラックは、クラウドファンディングで資金を集めて購入したとのこと。

 

そして記事では、京都には3月20日に開催される手作り市で出店すると紹介されており、休日でもあり、「絶対に行こう」とその記事を大切に保管していた。

しかし、その手作り市はコロナのため中止となり、島田さんのフードトラックが京都へいつどこに来るかもわからず、あきらめていた。

 

ところが、である。

昨日昼頃、事務所に向かって夷川通りを歩いていたら、マンションの前に、なにやらトラックのようなものが止まって、人だかりができている。

「なんやろ?」「もしかしたら・・・」と思って近づくと、やはり島田さんのフードトラックだった。

「すごい!偶然!」

 

 

 

「3月20日に食べに行こうと思ってたんですよ」と話し、会話もはずむ。

早速、テイクアウトでキーマカレーを注文。

 

 

島田さんは、来週からは九州に行くと言っていた。

事務所に戻り、すぐに近所に事務所があるF弁護士にも電話で紹介しておく。

 

昼食は済ませていたので、スパイスカレーは私の夕食となった。

 

 

かなりスパイスがきいており、とても美味しい味だった。

 

先日、ブログで書いた「猪熊隆之さん」との出会いといい、今年は偶然の出会いがたくさんありそうで、ワクワクする。

 

 

 

 

ウクライナに平和を

ウクライナの戦況は、いつもテレビのニュース報道のトップである。

今、現実に起こっている戦争に心が痛む。

 

京都市は、1971年ウクライナの首都キエフ市と姉妹都市となった。

市役所の前には、キエフ市から贈られた「友好記念碑」があり、3月2日から

献花台が設置されている。

 

 

 

 

1日も早い平和を願う。

「猪熊隆之さん」

山の気象予報を専門とする会社「ヤマテン」の代表者で、その活動等は、山の雑誌はもとより、テレビでも何度も取り上げられている。最近では、工藤夕貴主演のテレビ「山女日記」にも「俳優(?)」として登場されていた。

 

猪熊さんのことは何回かこのブログでも書いたことがある(過去のブログは、検索欄に「猪熊」と入力してご覧ください)が、2001年5月、私がマレーシアのキナバル山(4095m)登山ツアーに参加した時のツアーガイドをしてくれた(当時は)青年。

その後は年賀状のやりとりだけだったが、数年前に、私が、山形県の西吾妻山の冬山で行方不明となって遭難した青年の危難失踪宣告申立事件を担当した時、気象について知りたいことがあり、猪熊さんにメールなどで連絡を取って教えてもらったことがあった。

 

猪熊さんの会社ヤマテンは、八ヶ岳の麓にある。

以前、彼のドキュメンタリー番組がテレビで放映された時に、彼が時々訪れる、八ヶ岳を展望できるカフェ「花ファクトリー」が紹介された。

素敵なカフェなので、私も、2018年以降、八ヶ岳方面に行った時には、必ず立ち寄っていたが、ここ2年程はその機会がなかった。

 

3月11~13日、山仲間のA弁護士に誘われ、総勢4人で、八ヶ岳の麓にスノーシューハイクに出掛けた。

最終日の13日、ランチを食べるために、彼らを「花ファクトリー」に案内した。

まだ午前11時頃だったので客はおらず、私たちだけだったが、すぐに1人の男性が奥のテーブルに座り、パソコン作業を始めた。

 

「あっ!猪熊さんや!」なんて偶然なんだろう。

 

すぐに気がついた私は、猪熊さんの席まで行って挨拶をした。実際にお目にかかったのは、キナバル登山以来だから約20年ぶり。猪熊さんも覚えてくれていたようで、しばらく会話がはずんだ。

 

以前から、猪熊さんから天気の講習を受けながら登山をするというツアーに1度参加してみたいと思っていたので、その情報も得ることができた。

 

こんな偶然ってあるんやね。

 

 

 

3月8日は国際女性デー

今日3月8日は、国際女性デー。国連が1975年に制定した記念日である。

きっかけは、1908年3月8日にアメリカ・ニューヨークで女性の参政権を求めてデモが起こったこと。それはヨーロッパ各国に広がった。

制定から47年経過した今の日本の現状はどうだろう。

 

今朝の朝刊に、興味深い記事が掲載されていたので、紹介する。

 

1つは、京都府大山崎町の人気のコーヒー豆焙煎所の経営者である中村あゆみさんと中村佳太さん「妻夫」(朝日新聞掲載)。

共同経営者である2人は、取材を依頼するメディアに次のような依頼文を渡すという。

●「店主」は2人であり、どちらか一方が代表しているわけではない。

●名前の掲載順は「中村あゆみ・中村佳太」の順で。

●取材中は「ご主人・旦那さん」「奥様・奥さん」といった呼び方は控え、名前で。

●メディアはジェンダーバランスを。

これは、2人が共同経営者であるにもかかわらず、これまで「夫である中村佳太さんがメインの経営者」ととらえられることがあまりに多かったから。

 

まだまだ日常的に「よくある話」だ。

2人は「できることからやっていこう」と今回の対応を決めたという。

身近なところから、変えていくことは大切なこと。

 

2つ目は、選択的夫婦別姓制度がなかなか実現しない中、東京都八王子市に住む32歳の2人は、離婚・結婚を繰り返し3年おきに姓を交代する「選択」を行っている(毎日新聞)。

そんな中、2021年4月東京地裁は、アメリカで法律婚をした日本人夫婦が日本国内でも婚姻関係にあることの確認を国に求めた訴訟で、判決では請求は棄却されたが、「婚姻自体は有効」と認められた。

この判決が出て、7月に姓を変更するタイミングがくる2人は、海外で別姓のままで法律婚をすることも考えている。

 

男女平等、ジェンダーフリーと言っても、現実の社会には、慣習の壁そして法の壁などが根強く残っている。それを少しずつ変えていくのが、こうした取り組みなんだろうと思う。

 

 

 

 

 

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