1. 2023年11月

2023年11月アーカイブ

秋晴れの日曜日(11月26日)、友人のO弁護士夫妻と一緒に、滋賀県・佐川美術館で開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行って来た。

 

 

スペインでは、アンダルシア地方を旅したことはあるが、バルセロナへは行ったことがない。約140年にもわたって建設が続く「未完の聖堂」サグラダ・ファミリアには、とても興味があった。

 

佐川美術館へは何年かぶりに訪れた。

入場は予約制で、そのことを直前に気づいて少し慌てたが、それでも普段とは異なり、館内は人であふれかえっていた。

 

 

 

サグラダ・ファミリアについては、これまで全景のイメージがなんとなく頭にあったが、細部についての知識は全くなかった。

聖堂内の森の木々のように枝分かれした円柱、星形が次第に円形になっていく柱、光を調和させるためのステンドグラス、直線で作る曲面、上部にはバルセロナらしいカラータイルが貼られた塔、そして最上部の星形のシンボルは「希望」の象徴で光がともる・・・幾何学も取り入れて何年も試行錯誤を重ねた独創的なデザインなど、どれも目をみはる物ばかりで、とても勉強になった

ドローンを使って撮影されたであろう映像もあり、観光で訪れただけでは決して見られない細部まで、目にすることができた。

 

主任建築家のジョルディ・ファウリさんは、「私たちがここまで前進してこられたのは、ガウディが未来を強く信頼していたからだと感じます。彼が目指したのは信仰や思想、国などで分け隔てず、誰にも開かれた場所。未来のために私たちもその思いを持ち続けることが必要です」と語る(2023年8月25日付け京都新聞)。

 

最近あまり海外に行きたいと思わなかったが、バルセロナには是非行ってみたいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宝塚」に思う

関西出身ではないが、兵庫県西宮市に叔母がおり、小学校低学年の時、初めて「宝塚」を観に連れて行ってもらった。踊ることが好きなこともあって、以来、「宝塚」は私の憧れとなり、何回か観劇した。とりわけ「ベルサイユのバラ」(アンドレとオスカル編)は、今も歌詞が口に出てくるほどハマった。「宝塚」は夢の世界であった。

 

「宝塚」におけるレッスンや上下関係の厳しさは、テレビで元タカラジェンヌ達が語っているのを観ることもあったので、そんなもんなんだろうなと思っていた。

しかし、25歳の劇団員が自死し、それが過労や先輩劇団員のパワハラが原因だとすると、伝統だと言って居直っていいはずがない。

劇団側は、過重労働を認める一方、パワハラやいじめの事実は確認できなかったとした。

現在の劇団員はもとより、元劇団員も含め、自由に真実を語れる環境で、第三者委員会が事情聴取を行ってほしい。

 

現在放映中で人気のNHK朝ドラ「ブギウギ」のモデル笠置シズ子を落としたのは今の宝塚音楽学校だというから、同時期に皮肉なものだ。

 

「宝塚」の華やかな舞台を思い出しても、その裏で想像を超える理不尽な行為が存在するのであれば、私たち観客はとても「夢」を見ることはできない。

 

パープルリボン月間

今年も、京都市男女共同参画センター・ウイングス京都では、11月2日から30日までを「パープルリボン月間」(=女性をはじめ、あらゆるジェンダー・セクシュアリティを持つ人への暴力に反対する1ヶ月)として、様々なイベントが予定されています。

 

 

また、京都府でも、11月12日から25日を配偶者等から暴力をなくす啓発期間として、講演・シンポジュウム・イベント、パープルライトアップなどが企画されています。

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