1. 2024年2月

2024年2月アーカイブ

昨日2月9日が日本弁護士連合会の会長選挙だった。

そして今朝の朝刊各紙では、日弁連に初の女性会長が誕生したと一斉に報道された。

 

1949年設立以来、日弁連で初めて女性会長が誕生したことは、遅きに失した感もあるが、間違いなく長い歴史の中で特筆すべきことである。また、法曹三者(弁護士・検察官・裁判官)においても女性がトップに立つのは初めてである。

 

昨年11月16日、渕上さんが自身の政策を訴えに来京された折り、私も政策を聴く会に参加し、初めてお目にかかった。

その時は、勿論まだ能登半島地震は発生していなかったが、阪神大震災や東日本大震災などの大規模地震の際に弁護士を現地派遣し被災者に対する相談窓口を設置したりしたことなどの経験を語られた。その意味で、今後、弁護士が能登半島大地震に関わっていく先頭に立たれることだろうと思う。 

また、日弁連会長として掲げる目標の1つが選択的夫婦別姓制度だ。一部の保守国会議員の根強い反対によって制度がいつまでも変わらないが、是非とも実現したい。

 

折しも、2024年春から放映されるNHKの朝ドラ「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子さんがモデルである。

私たち女性弁護士が男女共同参画の大きな牽引役を果たすことができれば、と思う。

 

 

 

 

2023年3月3日と同月13日の2回、当ブログで映画「生きる」をご紹介しました

先日、この映画が第78回毎日映画コンクールでドキュメンタリー映画賞を受賞したという嬉しい知らせが、同期の友人で、この映画にも登場している仙台の吉岡弁護士からメールにより報告がありました。

 

映画「生きる」は、2011年3月11日東日本大震災が発生した日に、宮城県石巻市大川小学校の児童74名がすぐ側に裏山があったにもかかわらず校庭で約51分待たされた挙げ句、70名の命が失われ、4名の児童が行方不明となった事件の、裁判を闘った遺族らのドキュメンタリーです。なぜ、子どもたちは死ななければならなかったのか・・・親らと代理人弁護士2人の姿を追いました。

 

京都では、2023年3月上映されました。

 

毎日映画コンクールの選考委員からは、「記録に残された息遣いから感じられる親たちの悲痛な叫びと、なんとしても真実を明らかにするのだという執念が胸をつく。圧倒的不利と言われた裁判で画期的な勝利をつかんだ過程も貴重な記録だ。映画として、広く後世に伝え続けていくべき、意義のある作品だ」と受賞の講評がなされています。

 

再上映があれば、是非、ご覧ください。

 

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