昨年の北海道トムラウシ山の遭難に続き、今年も8月2日北海道幌尻岳で遭難事故が起きた。幸い、全員無事だったが、今回もツアー登山中の事故。
私も登山にはまり始めた10年前頃は年に数回ツアー登山に参加していた。山に行きたいが、かと言って一人では心細い、そんな者にとっては、ツアー登山はありがたい。
参加者は、ほとんどが50代以上の中高年。当時私はまだ40代だったので、参加者の中ではいつも最年少だった。
ツアー登山は、少々天候が荒れていても実施されてしまう。九州の登山ツアーに申し込んでいた折り、台風が来るかどうか微妙な時でも「実施する」と言われ、泣く泣くキャンセルしたことがあった。
また参加者の体力や経験に差があると、どうしても一番遅い人に合わせなければならず、トムラウシの事故の時のように、それが被害を拡大することもある。
山岳ガイドの公的な資格制度やツアー会社に対する規制など対策は急務である。