高校時代の同級生のオススメの本(ソフトバンク新書)。
医者不足、患者のたらい回し、患者とのトラブルなど、医療に関わる問題がしきりに論じられている昨今、日本の病院はこれからどうなっていくのだろう。
そんな難しい問題を、酒と体力だけは自信ありという病院勤務の現役女医(外科)がユーモアを交えて書いている。実に読みやすいし、面白い。
「医者=金持ち」という図式は成り立たない。
当直明けで顔がドロドロの女医や、患者の容態が悪く3-4日も風呂に入れない女医など、テレビドラマのばっちりメイクの女医とは大違い。などなど・・・
ユーモアを交えて語られる医療現場の実態は悲惨で暗いが、最後は「医者という仕事が心底好きなんだなあと実感する」としめくくられていることに救われる。
日本の医療制度の根本を変えなきゃダメだなあと実感した。
弁護士の世界も似たり寄ったり・・・・
- HOME
- 弁護士紹介
- 村松いづみ
- ブログ マチベンの日々
- 「病院はもうご臨終です」 仁科桜子著
ブログ マチベンの日々