昨夜は、今年3月で龍谷大学を退官された萬井隆令(よろいたかよし)教授(労働法)の退職記念講演会があった。
萬井先生には、男女雇用機会均等法や労働者派遣法、パート労働法が法案化され、国会で審議される過程の中で、学習会や講演会の講師として、何度となく来ていただいた。
また、JRの採用差別事件や大阪の偽装請負事件などでは、裁判所に対し、学者としての鑑定意見書を提出もされており、単なる机の上の理論でなく、労働現場の実態にかみ合った理論を提供されていた。
「研究者は、社会の進歩に役立つ理論を創り出し、世に問いかけることが仕事」「論文は、一般の労働者の心を動かすような内容を書く」などを座右の銘とし実践されてきたことには頭が下がる。
昨夜は、カラーシャツにパリッとスーツを着こなし、とてもダンディで若々しかった。
ご自身でも「まだまだ余力がある」と言われたので、是非、今後とも、労働裁判などでその力をお借りしたい。
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