これまで「デモ」というものに参加された方はどのくらいおられるだろう。街中で「デモ」を見かけても、自分とは無関係と思っていた人も少なくないだろう。でも、脱原発を求めて初めて「デモ」に参加する人も増えている。
2011年11月4日付け京都新聞に「デモは市民の意思表示」というタイトルで記事が掲載されていた。
「東京電力福島第1原発事故の発生以降、各地で行われている脱原発デモには多くの知識人が参加。集会や会見などの場で、市民の意思表示の手段であるデモの重要性について、積極的に発言している」
9月末、同月11日に新宿で行われた脱原発デモの際に参加者が公務執行妨害容疑で逮捕されたことを批判する記者会見で、評論家柄谷行人氏は「単に原発に反対するだけでなく、個々人がその意思をデモを通じて表現することが重要だ」と強調した。
更に、柄谷氏は、日本にデモが少なくなってきたことと、これほど地震が多い国に54基も原発がつくられたことには関係があると言う。そんな「人任せ」の作法が、地震大国に世界中の原発の1割以上を集中させるという異常事態を作り出した。
ヨーロッパなどでは、政府の政策などに納得いかないと、当たり前のように「デモ」に参加して意思表示を行い、政策を変えている。
「デモ」や「集会」は、日本国憲法が保障している表現の自由の1つ。民主主義の基本である。
わたしたち一人ひとりの国民が動かなければ、未来は変わらない。
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