(2012年5月1日付けの当ブログの続編です)
ついに、沢田研二のコンサートへ行った。
7月20日夜のびわ湖ホール。
還暦を過ぎて、何かから解き放たれたかのように、憲法や原発のことを語り始めたジュリー。
幼い頃はファンではなかったが、そういうジュリーのコンサートに行きたくて、これまで何度もチケットをゲットしようとしたが、叶わず、昨日やっと生ジュリーと会えた。
びわ湖ホールの大ホールは中高年女性で満席状態。
私は2階席だったが、まずまずの位置。
まず驚いたこと。
1曲目は、静かな曲だったが、2曲目の軽快な曲のイントロが鳴った途端、1階席に座っていた人たちが突然一斉に立ち上がり、ジュリーの振りに合わせて手を振るノリノリ状態。目を見張った。
2階席以上の人で立っている人はパラパラだっだので、私も座ったまま。
曲の合間に、何か「しゃべり」があるのかなあと思っていたが、それはなく、次々と歌が続く。64歳なのにパワフルに動き、歌いまくるジュリー。
私の期待どおり、脱原発の歌「F.A.P.P」(フクシマ・アトミック・パワー・プラント)や憲法9条の賛歌「我が窮状」も歌われた。
胸にジンジンと響いた。
最後にバンドメンバー紹介が終わり、アンコールかなあと思っていたら、そこから、ジュリーの「しゃべり」が始まった。
コテコテの関西弁で、しゃべる、しゃべる。
自分が太っていることの自虐ネタも入れた64歳のオッチャンの「しゃべり」。
脱原発とか平和とかの言葉はなかったが、そこには、確かに、自然体で語り生きて行こうとしているカッコいいジュリーの姿があった。
そして、アンコール2曲。
私は自分の席を離れ、2階のドア近くに立って、最後は一緒に踊りながら楽しんだ。
これが最初で最後のジュリーのコンサートと思って出かけたが、これからも目が離せないなあ。
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