毎年この時期になると、立命館大学法科大学院では、リーガルクリニックⅡが開講される。
リーガルクリニックとは、法科大学院の院生が実習として行う法律相談で、私は、数年前から、離婚や相続、セクハラなど、女性が社会や家庭におてい直面する問題を専門に扱う「リーガルクリニックⅡ女性と人権」のアドバイザーとしてお手伝いしている。
相談時間は1時間以内と他の機関の法律相談よりは長く、しかも無料なので、おトクである。
私は、8月25日と9月8日の2回参加し、8月は私が相談を聞いて院生が傍聴する、9月は院生が相談を聞いて私が必要に応じてアドバイスをするという形式だった。
院生による相談の場合には、院生2人1組であるが、始まる前、皆一様に「緊張する」と言っていた。
相談内容の概要はあらかじめ伝えられており、院生も事前に勉強してきているようだが、実際の相談がそれと異なる内容になると、なかなか対応ができず、教科書的な問答になってしまうという印象を持った。法律実務の経験も社会経験もないのでやむを得ない。
相談終了後、私と院生2人とで意見交換する機会があるが、「どうしたら、うまく法律相談が受けられるか何かコツがありますか?」と尋ねられたので、「数をこなすしかないね」と答えた。
院生の皆さん、頑張ってください。
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