1. 奨学金が返せない! 有利子が7割にも
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奨学金が返せない! 有利子が7割にも

 
親類の娘が4月から高校3年生になった。薬大の受験を目指しているらしい。
その親が言うには、公立大学に合格できればともかく、私立だと、卒業するまでの6年間に学費だけで約1200万円かかるとのこと。
その私立大学のホームページを見ると、本当に約1200万円かかるようだ。
もし、私立に入学することになれば、奨学金を借りるしかないと親は語った。
 
今朝のNHKニュースは、奨学金問題を取り上げていた。
4月1日の衆議院予算委員会でも、共産党が政府に対し、奨学金の非情な取り立てが若者と親を苦しめている実態を告発していた。
 
日本には、貸与の奨学金しかなく、しかも有利子奨学金が増えて有利子貸与人員は7割にもなっている。
若者の就職が厳しい社会状況のもと、社会人1年目から奨学金返済という多額の借金を抱え、不安定な就労しかできなければ、あげくのはてには、若くして自己破産という結果にもなりかねない。
そんなんで日本の明るい未来はあるんだろうか。
 
政府は、昨年9月11日、国際人権規約にある中等教育、高等教育の漸進的無償化条項の留保を撤回し、現政権の文部科学大臣もそれを遵守すると答弁した。
 
子どもらには誰でも平等に教育の機会を与えたい。
 
※参考
・国際人権A規約(b)
種々の形態の中等教育(技術的及び職業的中等教育を含む)は、すべての適当な方法により、特に無償教育の漸進的な導入により、一般的に利用可能である、かつ、すべての者に対して機会が与えられるものとすること
・A規約(c)
高等教育は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、能力に応じ、すべての者に対して均等な機会が与えられるものとすること
 
 
 
 
 

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