このごろは、日本中がサッカーワールドカップに沸いているが、私自身は、サッカーにはトンと興味関心がなく、マスコミの加熱報道にやや嫌気がさしている。
日本の初戦で対戦したのはコートジボアール。
サッカーに無知な私でも、ドログバという選手が後半戦に投入されて、流れは一気にコートジボアールに向かったことだけはニュースを観ていてわかった。
このドログバ選手は、実は、サッカーを超えた国民的ヒーローであることを、つい最近知った。
彼は、「コートジボアールの内戦を止めさせた男」だった。
コートジボアールでは、2002年に内戦が勃発した。
ドログバ選手は、2005年10月に、2006年ドイツ大会への進出を決めた後、マイクを手にして、生中継のテレビカメラに向かってひざまずき、内戦をやめるよう訴えたという。
「コートジボアールほどの偉大な国がいつまでも混乱し続けるわけにはいきません。武器を置いて、選挙を実施してください。そうすれば全てが良くなります」と訴えたのだ。
そして、これが大きなきっかけとなって、1週間以内に戦闘が止まった。
サッカー報道によって、安倍首相が着々と狙っている集団的自衛権容認への解釈変更の報道が少なくなっている。
平和でなければサッカーも楽しめない。
今の日常を大切にするためにも、戦争への道を絶対に許してはいけない。
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