1. キタダケソウに会いに、北岳へ
ブログ マチベンの日々

キタダケソウに会いに、北岳へ

 
梅雨もまだ明けておらず、夏山シーズンには少し早いが、先週末、日本第2位の標高を誇る南アルプスの北岳(3193M)に登ってきた。
北岳登山は今回が2度目だ。
 
北岳には、日本で北岳にしか咲かないキタダケソウという花があり、そのキタダケソウが咲くのが、6月中旬から7月中旬までなので、雨を覚悟で計画した。
 
事前に登山情報を確認すると、この時期、北岳直下にある山小屋「北岳山荘」には、150名収容のところ、300名の宿泊者が予定されており、山小屋の混雑を思うと、少しユーツになった。
 
ところが、なんと、先週の台風8号の影響で、名古屋~塩尻間のJR中央線は橋桁が落ち、特急は運休状態。
そして、北岳登山の基地である広河原へも、山梨県甲府駅からの道路は土砂崩れで通れなくなっていた。
そのため、私たちは、JR身延線の下部温泉駅からバスで奈良田へ、奈良田から更にバスで広河原へ入った。
そのおかげ(?)で登山者は激減していた。
 
広河原は、標高1500M。
そこから北岳山頂まで標高座約1700Mを登る。
特に「草すべり」と呼ばれる急登は、とてもしんどく、年齢と普段のトレーニング不足を痛感した。
でも、そこを超え、尾根歩きや岩場登りになると、結構、楽しく登ることができた。
 
この日は晴天で、北岳山頂からは360度の展望を楽しんだ。
 
キタダケソウは、北岳山頂から北岳山荘方面に少し下った中腹のトラバース道に咲いていると言う。
直径2センチ位の白い花だ。
トラバース道には、たくさんの高山植物が咲き乱れ、白い花もたくさん咲いていたので、その中からこれまで見たことがないキタダケソウを探すのは結構苦労したが、見落とさぬよう、登山道の両脇の花々に目を凝らし、やっとキタダケソウに出会うことができた。
 

 
キタダケソウを堪能した後は、北岳山荘に入り、雲の間から見え隠れする富士山の姿を見ながら、ささやかな宴会で楽しんだ。
 
 
 
 
 

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