1. 霞沢岳(かすみざわだけ)
ブログ マチベンの日々

霞沢岳(かすみざわだけ)

 
お盆過ぎの休暇は、あまり長く日程が取れなかったので、急遽、北アルプスの霞沢岳(2646M)に登ることにした。
 
霞沢岳は、北アルプスの南部に位置する山で、日本二百名山の1つである。
槍ヶ岳や穂高岳と比べると、マイナーな山でなので、登山者は少ない。
でも、穂高連峰と対峙する位置にあり、ここからの穂高の眺めは最高と聞いた。
 
登山道は、徳本峠(とくごうとうげ。2140M)からのピストンだけ。
8月19日、上高地から入り、明神から徳本峠への登山道を行くと、登山者は誰もいない。
徳本峠に達するまで、すれ違った登山者は下山する一人だけ。
 
登山道は最初は緩やかだが、しばらくすると、つづら織りの急坂となる。
水場を2カ所経ると、まもなく徳本峠小屋に到着した。
今日は、小屋泊まり。
徳本峠小屋は、2010年に新館を建てたところで、綺麗だ。
明日の天気予報があまり良くない。
せっかく霞沢岳に登るのに、穂高の展望がなければ、つまらない。
予報では、午後からくずれるとのことだったので、明日朝は、朝食弁当を持って、午前4時半過ぎに出発することにした。
 
翌8月20日、午前4時40分出発。
午前5時には周囲が明るくなり、穂高もぼんやり見える。雨は降っていない。
小屋からジャンクション・ピークまでは、300M程つづら織りの急坂をひたすら登る。
ジャンクション・ピークからは、今度は約200Mの下り。樹林帯の中をアップダウンしながら下っていく。
 
K1ピークのとりつきからは、またかなりの急登となる。
途中から小雨も降ってきた。
やっとの思いでたどりついたK1では、穂高連峰の見事な展望が待っていた。
数年前に歩いた、西穂の独標から、西穂、ジャンダルム、ロバの耳、奥穂、前穂まで、すべて見える。
 

 
天候は、あまり良くないが、展望があって穂高も見え、登ってきた甲斐があった。
K1でしばらく360度の展望を楽しみ、K2そして霞沢岳山頂へ。午前9時半過ぎ。
 
下山はピストン。
下山は、今度はK1から急坂を下り、アップダウンを繰り返して徐々に高度を上げ、ジャンクション・ピークからまた長い急坂を下る。
徳本峠小屋に着いた時には、もうヘトヘト。
昼食に、そばを食べて生き返る。
 
小屋から上高地への下山は、楽だったが、足はもうガタガタ。
疲れた~!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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