NHKBSプレミアムで2016年1月10日から始まったドラマ「鴨川食堂」が面白い(毎週日曜午後10時~。連続8話)。
「思い出の食、捜します」
その一行の広告を頼りに、客は、看板も暖簾もない「鴨川食堂」にたどりつく。
そのたどりつくことができた客だけのために、その望む食を、娘「こいし」と元刑事の父「流」が調査し、その客の人生が凝縮された「思い出の食」を提供する。
舞台は京都。これもいい。
鴨川食堂は、東本願寺の近く。
「こいし」役の忽那汐里(くつな しおり)は、このドラマで初めて知った女優さん。
「流」役の萩原健一は、久しぶりのテレビドラマの登場。珍しく物腰柔らかく押さえた演技が光る。
私は、料理は得意ではないが、作ることが好きで、食べることは何よりも楽しい。
以前から、食べることは人の人生と密接にからんでいる気がしてならない。
映画「かもめ食堂」「山のトムさん」、ドラマ「ランチのアッコちゃん」など、食と人生とをからめた作品は好きだ。
そして、今回の「鴨川食堂」は、思い出の食を探し出して、もう1度、人生を振り返り味わうところが素晴らしい。
1話完結で、観終わるとホッコリする。
平和で穏やかな生活だからこそ、食べることを味わえるんよだね。
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