2016年5月19日、最悪の結果が報じられた。
元米海兵隊員の軍属による女性暴行・殺人事件は、まさしく沖縄に米軍基地があるからこそ起こった事件であり、それを知った時、とてもやりきれない気持ちで一杯になった。
この事件を受けて、2016年6月19日、沖縄県では「被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が開催された。
私も、この日、沖縄に連帯するという意味も込めて、夕方、京都市役所前で開かれた集会にでかけた。
沖縄では、炎天下、主催者の予想を上回る約6万5000人が参加し、未来を奪われた20歳の女性を追悼し、日米両政府に改めて謝罪と完全補償を求め、そして米海兵隊の撤退を迫った。
その集会の中で、オール沖縄会議共同代表で名桜大4年の玉城愛さんが涙ながらに訴えた言葉が心に突き刺さった。
「被害者は私だったかもしれない」
そして、
「安倍晋三さん、本土にお住まいのみなさん、加害者はあなたたちです。しっかり沖縄に向き合ってください。」
これが、沖縄に生きる人たちの心からの怒りであり叫びだ。
私も加害者・・・・
以前にも、これと同じことを言った人がいた。
元外交官で政治学者の浅井基文さん。
その時もショックだったが、沖縄の人から言われると、余計にこたえる。
「かわいそう」「ひどい」「同情する」・・・それだけではダメ。
じゃあ、何ができる?
沖縄の叫びにどうこたえたらいいの?
沖縄から、そして日本から、米軍を撤退させるまで、できる限りのことをしていく・・・
今、こんなふうにしか書けない自分が情けない。
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