京都府や京都市などでつくる「KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会は、2016年10月5日、第8回殿堂入りに、「世界で最も質素な大統領」として知られるウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏ら3人を選んだと発表した(2016年10月6日付け京都新聞朝刊)。
「地球環境の殿堂」は、温暖化防止のための京都議定書が生まれた京都で、地球環境保全に貢献した人をたたえている。
2009年度に創設され、過去7回で国内外15人が殿堂入りしている。
もう亡くなられてしまったが、水俣病に取り組んでこられた熊本の医師原田正純先生も殿堂入りされている。
ムヒカさんは、以前このブログでも書いたが、今年4月に日本に来日した「世界で最も質素な大統領」。
2012年ブラジルで開かれた会議のスピーチで、グローバリズムや大量消費主義に警鐘を鳴らし、地球環境保全に向けた世界的な合意形成に力を尽くした。
また、2人目は、アフガニスタン支援を行うペシャワール現地代表の医師中村哲さん。
医療活動にとどまらず、戦禍や干ばつにあえぐ現地で、環境保全につながる井戸や水路の整備、農村の復興にも努めている。
3人目は、フランス国立社会科学高等研究院教授のオギュスタン・ベルクさん。
この人のことは、これまで知らなかった。
それにしても、ムヒカさんのことを思い出すたびに、その質素だが心豊かな生活ぶりと、最近の議員の政務活動費の不正流用との落差に腹が立つ。
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