本棚の片づけをしていたら、一昨年亡くなった友人Mさんから生前「すごく良かったから」といただいた本「十二番目の天使」を見つけ、まだ読んでなかったことに気が付き、早速、読んでみた。
「十二番目の天使」という本は小説で、2001年に初版が発行され、2005年には90万部を突破し、本の帯に「90万人の人が涙を流しました。」と書かれてあった。
オグ・マンディーノという著者も知らない。
「本当かなあ?」と半信半疑で読み始めた。
コンピューター会社の最高経営責任者にまで上り詰めたジョン・ハーディングは、故郷であるニューハンプシャー州のボーランドという町に妻と一人息子と共に帰り、華々しい歓迎のセレモニーが開かれた。
しかし、その2週間後、妻と息子は交通事故により即死し、ジョンは、生きる希望を失い、拳銃に弾丸を込めた。
そこへ訪れたのが幼なじみで親友のビル。リトルリーグの仲間でもあった。
ビルは、ジョンに、ボーランド・リトルリーグのチームの監督を依頼し、ジョンは引き受けることになる。
ジョンのチーム「エンジェルス」に入ることになった12人の少年たち。
その中に、動きがにぶくバラバラで、ボールも取れない打てない11歳の男の子ティモシー・ノーブルがいた。
しかし、ティモシーは、決して落ち込まず、彼の口から出る言葉は「毎日、毎日、あるゆる面で、僕はどんどん良くなっている!」「絶対、絶対、あきらめない!」
そして、リトルリーグ4チームの公式戦が始まる・・・・
半信半疑で読み進めたが、最後は、もう涙、涙だった。
ティモシーという天使のような少年に、ジョンと同じく、心から「ありがとう」と言いたい気持ちだった。
ガンの告知を受けても、最期まで前向きに生きたMさんの姿にも重なるようだった。
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- 「十二番目の天使」(オグ・マンディーノ著)を読んで
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