一昨年から昨年にかけて、歯周病による歯ぐきの痛みに苦しんだ。
2015年6~7月に治療を受けたが、その後も、時々、痛みや腫れが続いた。
でも、その痛みも昨年12月からは、なぜか、全くと言っていいほど無くなった。
歯のケア方法としては、歯周病とわかるまでは、朝食後の歯みがき、寝る前には歯みがきとデンタルフロスをしていた。
その後、テレビのある番組を観て、実は、朝起きた時に、口中には細菌がたくさんいるということを知り、それからは、朝、起きた直後の歯みがきも加えた。だから、朝は2度歯をみがく。
痛みがなくなったのは、一時的なものなのか、または、起床時の歯みがきが効を奏しているのかは全くわからない。
そんな中、たまたま、書店で「歯はみがいてはいけない」というこれまでの常識を覆すような本に出会った。
著者である森医師は、「日本式の1日3回の歯みがき」が、歯や歯ぐきにダメージを与え続け、歯周病を引き起こし、歯の喪失はもとより、口臭や全身病の原因となっていると言う。
食後すぐに歯みがきをするデメリットは2つあるという。
1つ目は、歯が削れてしまうこと。歯は飲食直後は軟らかくなるため、歯ブラシの毛先によって歯が削れてしまう。
2つ目は、唾液の恩恵を受けられないこと。食事直後の唾液は、軟らかくなった歯を元の硬さに戻す役割を果たしていたのだが、唾液が歯みがき剤と一緒に口の外に流れ出てしまう。
じゃあ、どうすればいいのか?
大切なのは、プラークコントロール(歯垢除去)。
だから、夜寝る前と朝起きたときに歯間ブラシやデンタルフロスでプラークコントロールをするのが良い。
それでも、すべての歯垢を除去することはできないため、3~4ヶ月に1度歯医者で歯垢ケアを受けるといいとのこと。
最近、一般向けの腸や目の本は、書店でたくさん見かけるが、歯に関する本は珍しく、興味深く読むことができた。
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- 「歯はみがいてはいけない」森昭 著(講談社+α新書)を読んで
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