思いがけず歯周病になって以来、前よりも、歯のケアを心がけている。
朝起きてすぐ歯を磨く、朝食後にまた磨く、就寝前には、歯みがき以外にフロスも。
半年毎の定期検診にも行っている。
これで「8020」(=80歳になって自分の歯を20本以上保つこと)は実現するだろうか・・・
新聞で「口腔崩壊」という言葉を知った。
10本以上の虫歯や、歯根しか残っていない未処置歯が何本もある状態のことをいう。
最近、子どもや若者に増えているとのこと。
経済的貧困を如実に表す現象の1つに、子どもが虫歯を治療できないことがある。
例えば、2015年度の沖縄県内の市町村立小中学校の歯科検診で、虫歯が10本以上あるとされた児童・生徒がいたのは52%の57校以上に上り、このうち半数以上の35校が貧困の影響を指摘したとのこと。
「片親で生活に余裕がない」
「非正規雇用で生活が不安定なため、子どもの歯医者のために仕事を休めない」
全体的には子どもの歯の健康レベルは上がっており、中には、高額な医療費を出して歯列矯正を行う子どももいる。
要するに、社会の格差が、子どもの口腔内の健康格差につながっているのだ。
北欧では、成人まで健診と治療を無料で行い、予防教育も徹底するなど、口腔内の健康は「国と社会の責任」という考え方が定着している。
国が貧困対策を言うなら、口腔内の健康にも責任を持つべきである。
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