「グルテンフリー」という言葉をご存知だろうか。
私は、世界的なテニスのトッププレーヤーであるノバク・ジョコビッチの著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本を読んで、初めて「グルテンフリー」という言葉を知った。
両親がピザ屋であったにもかかわらず、ジョコビッチは、小麦と乳製品に対して強い不耐症があった。そのためジョコビッチは食事からグルテンを一切排除し、ついに世界1位のテニスプレーヤーになった。
ジョコビッチにはグルテン不耐症があった。
では、それがない人の健康や体調にとって、小麦などのグルテンはどうなのか?
次に私が読んだ本は「長生きしたけりゃパンは食べるな」(フォーブス弥生著)。
小麦がなぜ健康に悪いのか?
小麦にはグルテンというタンパク質の混合物が含まれている。グルテンは水を吸うと、ネバネバとした粘着性を発揮し、これが腸の表面に薄く付着することで、腸は十分はたらけず、グルテンの消化が進まなくなり炎症が起こる。炎症が長引けば、腸粘膜で構成される腸壁が傷つき、腸に穴があく。
しかも、古代の小麦と比べると、品種改良された現代の小麦は、グルテンが約40倍以上も多くなっており、腸の機能を損なわせる粘着性も高まっているという。
同書には、健康な人でも、とにかく14日間やってみましょう、そして14日後に始める前と今の体調や心の状態を観察してみてください、と書かれてあった。
それで、GWに入る2週間前に小麦抜き生活の「実験」をしてみることにした。
「実験」をしてみてわかったが、小麦抜き生活は、結構、難しい。
朝食は、食パンをやめ、果物やヨーグルトだけで済ませた。
醤油には小麦が入っていることを初めて知ったが、これはどうすることもできず、使用した(小麦のない醤油も売ってはいるが)。
好きなパスタもグルテンフリーパスタに変えたりして、他の食事は、自分で作る限りは、小麦を抜くことはできた。
大好きなカレーも、小麦を入れなくても、スパイスを混ぜ合わせて意外と美味しく作れることもわかった。
でも、外食だと、サラダのドレッシングや料理のとろみに小麦が使ってあるかもしれないという不安は常にあった。
その意味で、「実験」の2週間、完全に小麦を抜けたかどうかは疑問だが、結局、2週間後の私の体調は、別に前と変わることはなかった。
今は、朝食の食パンも再開し、普通の小麦あり生活に戻った。
ただ、できるだけ小麦を避けることを心がけるようになったことは、私の小さな食生活の変化である。
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