1. バカげた、カジノの「依存症対策」政府原案
ブログ マチベンの日々

バカげた、カジノの「依存症対策」政府原案

 
2016年12月にカジノ法が政府与党や日本維新の会などの賛成によって成立しました。
ただ、カジノ法は、あくまで「統合型リゾート(IR)を作るための整備を進めましょう」という基本となる法律であって、実際にカジノをオープンするには、それを具体化する実施法案という法律を成立させる必要があります。
 
2016年12月15日付けブログでも書きましたが、このカジノ法には、ギャンブル依存症への懸念が非常に強くあります。
そこで、政府は、2018年2月15日、日本人や日本在住の外国人の入場を「7日間に3回」かつ「28日間で10回」までに制限するなどの内容を盛り込んだ原案を、自民、公明両党に示しました(2018年2月16日付け毎日新聞)。
 
週3日、月10日であれば、依存症になる心配はないと本気で思っているのでしょうか?
バカバカしくてお話になりません。
 
今日(2月19日)、たまたま読んだ中日新聞の1面「中日春秋」には、古い小噺にからめてこのカジノ依存症規制の政府原案のことが書かれていました。
ネットで調べたところ、「禁酒期間」という小噺だそうです。
面白いので新聞に書かれていたその小噺を引用します。
「願いごとがあって、願をかけて3年間酒を断つことにした。しかし、やっぱりつらい。それで、その期間を6年間に延ばして、夜だけは飲んでもかまわないことにした。夜だけにしてみたが、やっぱりつらい。そこで断酒の期間を12年間にしてもらって、毎日朝晩飲んでいる」
 
本当に身勝手な「禁酒」方法です。
「週3日」なら「ギャンブル依存症ではない」という政府原案も、これと全く同じではないでしょうか。
でも、とうてい笑い話ではすまされません。
 
 
 
 
 
 

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