2016年11月に公開されて、ロングランヒットを続けるアニメ映画「この世界の片隅に」。
前々からずっと観たいと思っていて、最近になってやっと観る機会を得た。それも無料で。
主な舞台は、広島・呉。
主人公「すずさん」の戦前(太平洋戦争)から戦争が終わるまでの暮らしを描く。
戦時中、18歳で広島から呉に嫁いだ、すずさん。
道ばたの草を摘んでおかずとしたり、米を嵩ましして炊いたり、そして町の風景・・・・
あらゆる生活を、当時の人々の記憶から再現しているという。
どこか抜けていてホワッとした人柄のすずさんが、戦時中にあっても、暮らしを明るくしてくれる。
「すずさん」の声を演じる女優のんがイイ。
映画後半、爆弾によって姪が死亡し自分も片手を失う、激しい空襲、そして広島への原爆投下等が、前半の明るさから一転して、すずさんの悲しみを広げていく。
観終わっても、また、もう1度観てみたい、そんな思いになる良い作品であった。
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