1. 深刻な海のプラスチック汚染
ブログ マチベンの日々

深刻な海のプラスチック汚染

 
プラスチックによる海洋汚染が深刻な問題となっている。
世界で危機感が強まり、今年6月のG7先進7カ国会議では議題の1つとして取り上げられた。
 
プラスチックは、熱が加えられたり、太陽の光があたったりすると、もろく砕けやすくなるが、分解されてなくなることは決してない。
小さなプラスチックは、魚・貝などの海洋生物が餌と間違えて食べてしまい、それら生物体の中でプラスチックの有害物質が溶けだし、その魚をまた私たち人間が食べる
今年6月、タイ南部の運河で死んだ鯨を解剖したら、胃から80枚以上のプラスチック袋が出てきたそうである。
実に、恐ろしい話だ。
 
先日、プラスチックを使用しない生活をしてみようという実験をした人が書いた文を読んだ。
でも、スーパーで売られている商品は、野菜に至るまで、ことごとくプラスチックによって包装され、その実験はアッという間に頓挫したそうである。
 
私たちの周りには、プラスチック製品があふれている。
せいぜい私たちが出来ることと言えば、できるだけプラスチック製品を買わないこと。
例えば、安易にペットボトルを買わない。レジ袋はもらわない。冷凍食品・レトルト食品は買わない。
でも、1人1人の努力では、もう追いつかないところまで来ている。
 
ところが、G7サミットでは、日本とアメリカは、使用するプラスチック製品の具体的な削減量を盛り込んだ「海洋プラスチック憲章」を承認しなかった。
 
企業がプラスチックを作らない、使わないことが必要。
「すかいらーく」や「スターバックス」などは、プラ製ストローをやめて紙製にすると発表した。
企業努力だけに任せるのではなく、国が規制する法律を早急に作ることが何よりも求められている。
 
自分のこととして、プラスチック汚染に関心を持って行きたい。
 

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