昨年12月5日に退院して、その約1週間後から左手・左腕のリハビリが始まった。
私が受診している病院では、午前中しかリハビリがないので、仕事の関係で、なかなか頻繁には通えない。
担当の作業療法士は、若い女性のU先生。
女優の生田智子似の美人。
初回のリハビリは、まだシーネで固定していた期間だったので(注、リハビリ中はシーネを外します)、とりあえず左手の5本の指を動かすことと左肘の関節を動かす訓練から始まった。
事故から約2週間、固定して動かしていないだけで、筋肉は固まり、なかなか思うように動かないし、動かすと、皮膚が突っ張り、腕に痛みが走る。
手首を前後に動かす訓練も痛みでほんの少ししか動かせない。
リハビリ室では、同じ時期に入院していた女性の方にもたまたま会い、互いに状況を交流し合った。
2回目のリハビリでは、手首を前後に動かす訓練を中心に行った。
最後は、U先生が腕や手首をマッサージをしてくれる。時々すごく痛いのだが、それでも人の手でマッサージをしてもらうと気持ちいい。
これは、AIでは置き換えられない技だと思う。
3回目は、リハビリ前の診察で、今後はシーネを外しても良いことになった。
主治医からは、「手首が固いなあ」と私の我流リハビリの弱点を鋭く指摘された上、「これからは、手首をひねる訓練もして」と指示された。
「でも、左手で重い物を持っちゃあダメだよ」とも。
リハビリでは、まず、温水と冷水とに交互に腕をつけて血行を良くすることから始まった。
そして手首の前後を動かす訓練と手首をひねる訓練。
隣の席では、私よりは年上のご婦人が、若い男性の理学療法士さんに手や指をマッサージしてもらい、「痛い!痛い!」などと叫んでいる。
それを横目に、心の中で「若い男性にマッサージしてもらうのもいいなあ」とつぶやいた。
4回目のリハビリでは、温冷水浴の後、手首を動かしたり、ひねったりする訓練。
この日は、U先生はお休みで、代理のM先生(女性)。
やはり最後にマッサージをしてもらい終了。
我流だと、どうしても手加減してしまうのだろう。先生のマッサージは時々痛みが伴うが、終わると少しは手が動くようになった気がする。
先は長そうだが、ボチボチ頑張るしかない。
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