今週の「なつぞら」は、主人公なつの幼なじみで初恋の人であり、なつの絵や人生に大きな影響を与えた山田天陽くんが30代の若さで死亡するというストーリー。
天陽くんの優しさ、子育てと仕事との狭間で悩むなつへの彼の言葉は、朝から涙、涙である。
そんな天陽くんのモデルは、やはり32歳でこの世を去った、北海道十勝の画家神田日勝(かんだにっしょう)と言われている。
北海道十勝に「神田日勝記念美術館」がある。
もうずいぶん前だが、1度、訪れたことがあった。
実は、作家内田康夫の浅見光彦シリーズの大フアンであった私は、「幸福の手紙」という作品の中で神田日勝美術館が登場していたので、北海道十勝に行った時には是非訪れてみたいと思っていた。
見たかったのは、未完の馬の絵。
天陽くんは、死ぬ前日に自分の家のアトリエに戻り、馬の絵を完成させたが、神田日勝美術館には、馬の下半身が描かれていない未完の絵が飾られている。
死後発見されたというその絵がとても印象的だった。
また十勝を訪れる機会があれば、もう1度訪れてみたい美術館である。
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