今日9月20日からラグビーのワールドカップ(W杯)が日本で開催される。
私の大学時代のクラスメートがこのワールドカップの大会組織委員会に関わっているので、数年前から日本開催のことは知っていたものの、これまでラグビーというスポーツそのものには、あまり関心がなかった。
でも、9月15日に最終回を迎えた池井戸潤原作のTBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」は、巨悪うずまく企業社会、その企業の中でのラグビーと人間模様が面白く、欠かさず観てしまった。
また、昨年、NHKで放映された「不惑のスクラム」もラグビーにかける中高年のオッサンたちの熱い思いが伝わってきたドラマだった。
これらのドラマを通じて、ラグビーの試合終了を「ノーサイド」と呼び、それぞれのサイドで闘うが、試合が終われば敵も味方も区別がなくなるという意味があることを知った。
ノーサイドは敵意を友情に変えるのである。
単に勝敗を競うだけではない、そんなスピリットのあるスポーツは、他にあるのだろうか。
9月19日付京都新聞朝刊1面には、亡平尾誠二さんの記事が掲載されていた。
平尾さんは、京都市出身。伏見工業高校3年で全国高校大会優勝。同志社大学で全国大学選手権3連覇。W杯には1987年の1回大会から3大会連続で出場。4回大会は、監督を務めた。
今では当たり前になった外国人選手の起用についても、当初は反対や批判があったが、彼は意思を貫いたという。
「日本ラグビーが今、世界と渡り合えるまで成長したのは平尾の功績に尽きる」とは伏見工業高校でバックスのコンビを組んだ高崎利明さんの言葉。
2019年のW杯を通じて、私の中でも、もう少しラグビーが身近なものになるかもしれない。
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