1. レジ袋有料化と「プラスチック・フリー生活」
ブログ マチベンの日々

レジ袋有料化と「プラスチック・フリー生活」

 
2020年7月1日から全国でレジ袋の有料化の義務付けが始まった。
 
しかし、国内で廃棄されるプラごみの中でレジ袋が占める割合が2%程度にすぎないことや、「バイオプラスチック」の袋など有料化を免れる「抜け道」があり、海外のように、レジ袋自体の使用禁止をしないところに、日本の環境問題に対する取り組みの遅れが指摘されても仕方がない。
 
少し前に、「プラスチック・フリー生活」(シャンタル・プラモンドン、ジェイ・シンハ著、服部雄一郞訳)という本を読んだ。
 
この本を読んで、あらためて、私たちの日常には、プラスチックがあふれていること思い知らされた。「こんなものまで?」と思うような物もある。
例えば、牛乳パック、紅茶のティーバッグ、フリース、タイツ、靴下、缶詰の内側のコーティング、歯科治療の詰め物などなど、プラスチック以外の物を見つける方が難しいくらい。
 
そして、世界中で途方もない量のプラスチックが、エベレストの高みから深海の果てに至るまで堆積する。
空気中にも広がっていることはもとより、鳥や魚がエサと間違えて食べてしまうことにより、毒素はいずれ人間の口にもたどり着くのである。
恐ろしい話である。
 
では、私たちはどうすれば良いのか?
 
「プラスチック・ゼロ」にするのは難しいかもしれないが、身の回りのプラスチックを意識し、その依存度を減らしていくことである。
この本には、その方策が、詳しく説明されている。
 
気が遠くなるようなことではあるが、一人一人が意識を持って実践していき、世界を変化させようとする様々な運動につながっていくことが大切なことだと思う。
 
 
 
 

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