現在、NHK(金曜日午後10時)でドラマ放映中の「ディア・ペイシェント」。
医師で作家の南杏子さんの第2弾の小説のドラマ化である。
かなり「恐くて」面白いので、毎週欠かさず観ている。
南さんのデビュー作「サイレント・ブレス」は、大学病院から終末期の患者の訪問医療を扱う診療所へ「左遷」された主人公の女性医師が、死にゆく患者と関わりどう向き合うかを描いた作品で、終末期医療における医師と患者あるいは家族との関係について考えさせられた。
今回の「ディア・ペイシェント」は、ドラマ第3話放映までは、まだ原作は読んでいなかった。
民間病院の新人女性医師真野千晶(貫地谷しほり)が、モンスター・ペイシェント(クレーマー患者)もからんで、思い悩みながらも頑張る姿が描かれている。
どのモンスター・ペイシェントも恐いが、毎回登場する俳優田中哲司が扮する「座間敦司」は恐すぎて、観ていられない。
最後まで読んでみて、ネタバレになるので、これ以上内容については触れないが、モンスターペイシェントと対応しながら医師と患者との関係、民間病院の経営問題、そして主人公の医師としての成長を描いた、深く面白い作品だと思った。
ドラマの方の今後の展開も楽しみ。
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- 小説「ディア・ペイシェント」(南杏子著)を読んで
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