京都に来て、もう何十年にもなり、大文字山(左京区)にも何十回と登っているにもかかわらず、「裏大文字山」という密かな場所があることを知らなかった。
最初に聞いたのは、まだ登山を始めたばかりのジム仲間のMさんから。
Mさんは、銀閣寺辺りに住んでいるので、最近では、友達と何度も大文字山に登っているとのこと。
そのMさんが、大文字山には「裏大文字」と呼ばれている場所があり、そこには滝があって、春は花、秋は紅葉がとても綺麗だと教えてくれた。
ネットには何人かの人がアップしているが、地図には登山道は載っておらず、迷いやすいらしく、知る人ぞ知るという所のようだった。
GPSを持つ山仲間のA弁護士にいつか連れて行ってもらうしかないなと思っていた。
そんな折り、幼なじみで登山未経験ののshocoさんが、愛宕山に登りたいと言い、その訓練として大文字山に登るため、9月に京都にやって来た。
それで、一緒に大文字山に登り、京都市内が一望できる火床で休憩していると、嵐山から週1回は大文字山に登りに来るという高齢のオッちゃんが話しかけてきた。
オッちゃんは、裏大文字のことを話し始め、春にはコブシや藤がそれは見事に咲くことなどを教えてくれた。でも、先日も山頂から裏大文字に下山しようとした女性が道迷いをして、2時間かけて助けに行ったなどとも語った。
私の「裏大文字に行きたい!」という思いは俄然強くなった。
そこで、Mさんに「裏大文字」を知っている人に連れて行ってくれるようお願いした。
10月のある日、Mさんと案内人のCさんの3人で、「裏大文字」から山頂まで登り、南禅寺に下山することになった。
Cさんは40代で、この季節に半袖で歩いてきた、たくましい女性。
さあ、出発!
いつもの銀閣寺登山口を通り過ぎ、突き当たりを少し右に行くと、そこにも登山道があった。
その後は、Cさんの後をひたすら付いて登るだけ。
確かに、山の雰囲気は、表側とは全く異なり、小川が流れ、紅葉の木々もたくさんあって、とても静かな雰囲気。
水が豊富で、途中に滝もあった。
ただ、所々、道がいくつもに分かれており、これは「道迷い」するわと納得した。
約2時間15分くらいで山頂(465m)に到着。
山頂からは東山トレイル道を歩き、途中から南禅寺方面に下山した。
裏大文字は確かに「穴場」。
でも、あと2-3回は行かないと、道が覚えられないなあ・・・
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