「シュクメルリ」って何?と思われる人も少なくないだろう。
シュクメルリは、現役力士「栃ノ心」の母国として知られるようになったジョージア(グルジア)の郷土料理の名前である。
私も、昨年末にテレビ番組の「家事ヤロウ」を観ていて初めて知った。
その番組では、「2020年話題の簡単おうちレシピベスト20」が放映され、「シュクメルリ」を観たとき、食べたい!と思った。
「シュクメルリ」は、にんにくとチーズが入った鶏肉とサツマイモの煮込み料理である(レシピはネットで検索できる)。
テレビでは、大手牛丼チェーン「松屋」の限定メニューで評判だったことから人気に火がついたことも紹介されていた。
そこで、確か2021年2月頃だったと思うが、松屋がこの「シュクメルリ」を季節限定で扱っていることを知り、まず、どのような味か食べてみたいと思い、初めて「松屋」に食べに行ってみた。
近所に新しく出来たホテルの1階に「松屋」が入っている。
熱々で濃厚でとても美味しかったので、これなら作ってみようと思った。
そして、実際に作ってみて、とても満足した。
以来、ことある毎に、友人に紹介している。
ところで、2021年5月14日付け毎日新聞夕刊に、思いがけず「シュクメルリ」が取り上げられていた。
同記事は、福岡市の調味料メーカー「松原食品」がレトルト食品を開発して2020年7月に売り出したところ半年で約1万1000個を売り上げたが、この商品開発には、同社専務とジョージア駐日臨時大使の物語があったという内容だった。
こんな裏話があったのね。
この記事を読んで、「シュクメルリ」は鶏肉をニンニクやクリームソースなどで煮込んだ料理で、サツマイモやチーズを入れたのは松屋のアレンジであることも知った。
松原食品のレトルト「シュクメルリ」は、スーパーや通販で購入できるとのこと。
1度食べてみたいものだ。