前々から買いに行きたいと思っていた「斗々屋」。
「斗々屋」は、ホームページによると、2021年7月31日にオープンした、日本初のゼロ・ウェイストのスーパーマーケット。
要するに、客が容器を持参し、量り売りをする店である。容器の貸し出しもある。
ゼロ・ウェイストとは、無駄を最小限にして「ごみゼロ」を目指す取り組み。背景には、ごみの埋め立ての限界、プラスティックごみによる海洋汚染のほか、ごみ処理で発生する温室効果ガスによる気候変動の問題がある。
プラスティックごみだけでなく、あらゆるゴミを減らそうという考え方は、とても共感できる。
私が子どもの頃は、八百屋さんで野菜や果物を新聞紙で包んでもらったり、豆腐屋さんで豆腐を持参した鍋に入れてもらったりしていた。上から吊された秤があって、量り売りもあった。
店は、河原町丸太町上る東側にある。
事務所からは徒歩圏内だが、通勤ルートではないので、これまで買いに行ったことがなかった。
今日は、斗々屋の近くに用があったので、ついでに寄ろうと決め、自宅から容器も数個持参して、訪れた。
旬の野菜や果物はもとより、肉、豆腐、米、惣菜、調味料まで多種多様な食材をすべて量り売りで購入できる。
品数もたくさんあり、聞き慣れない名前の食材があったりして、結構、見るだけでも楽しい。
ただ、食品をあまりグラム単位で考えたことがないので、「100グラム◯◯円」と書かれていても、どのくらいの量が100グラムになるのか、ピンと来ない。
また自然栽培の野菜やオーガニックの調味料なので、どうしても値段はお高めになる。
今日は、ナッツバターを109グラム購入した。
生ナッツをペースト状にしたもので、昼食の時トーストに乗せて食べてみた。砂糖が使用されていなくても、甘くて濃厚な味だった。
楽しくごみを減らしていくことが大切。これからも時々訪れてみたいと思う。