1. 八経ガ岳で遭難の女性2人、9日ぶりに救助
ブログ マチベンの日々

八経ガ岳で遭難の女性2人、9日ぶりに救助

この夏、各地の山での遭難のニュースがいくつも報道されているが、八経ガ岳(はっきょうがたけ。奈良県)で女性2人が遭難したのもその1つ。

 

八経ガ岳(1915m)は、奈良県天川村にある山で、日本百名山の1つ。奈良県及び近畿地方の最高峰である。私もこれまで2度(2005年と2022年)登ったことがある。

 

愛知県の61歳と69歳の女性2人は、2022年8月4日、弥山(みせん)小屋で宿泊した後、翌5日に八経ガ岳に登り下山する予定だったが、予約していた宿に来なかったため、捜索されていた。

2人は、山に流れる水を飲み、非常食で空腹をしのぎ、8月14日、9日ぶりに無事、救出された。

 

今のところ、詳細は不明だが、原因は道迷いだろう。

年齢も同年代だし、他人事とは思われない。さぞかし心細く恐怖も感じたことだろうが、想像するに、おそらく二人は登山経験が豊富で、体力を消耗しない工夫をしていたのではないかと思われる。

9日間も生き延び、救出されて、本当に良かったと思う。

 

私も、今年の7月中旬、弥山と八経ガ岳に登った(日帰り)。

八経ガ岳には、オオヤマレンゲという、ここでしか見られない花が6~7月の梅雨の時期に咲くので、その花をどうしても見たく思い、雨が降るかもしれないことを覚悟で行って来た。

あいにく西口登山口へ通じる行者還トンネルが通行止めとなっており、東口登山口からは、1時間半程、余分に登らなければならない羽目となった。

 

西口登山口方面への分岐までは、ひたすら急登の登り。

そこから少しなだらかになるが、弥山小屋直下からはまた急な登りとなる。小屋へ向かう階段状の登山道辺りで雨も降り出した。

やっと弥山小屋に到着。

 

 

弥山小屋から八経ガ岳までは、往復約1時間位。

その登山道脇にオオヤマレンゲの群生地があるはず・・・だった。

しかし、オオヤマレンゲの群生地には、鹿などの動物からの防護金網がはってあったが、なんと咲いていたのは、わずか3輪。おそらく鹿などに食べられてしまったのだろう。

 

 

でも、3輪でも見られて良かった!苦労して登って来た甲斐があった。

全行程約7時間半。こんなに長く歩いたのは久しぶりかも。

 

 

 

月別アーカイブ

弁護士紹介TOP