夏の花では、ひまわりが好きだ。
広大なひまわり畑の風景は、何度見ても圧巻である。
私たち弁護士がつけている弁護士バッジは、ひまわりの花がモチーフとなっている。
ひまわりは、太陽に向かって力強く咲くことから「自由と正義」を表しており、花の真ん中の天秤が「公平と平等」を表していることと合わせて、弁護士の理念・あるべき姿を示している。
ただ、現在放映中のNHK朝ドラのモデル牧野富太郎によると、ひまわりの花は太陽の動きを追うわけではなく、向日現象は成長が盛んなつぼみの時期に限られるらしい。
さすが日本を代表する植物学者である。観察が鋭い。
ところで、ひまわりはウクライナの国花でもある。
昨年3月に、ウクライナ支援も兼ねた映画「ひまわり」の再上映を観に行き、主人公演じるソフィア・ローレンが一面に広がるひまわり畑で夫を探す場面に涙した。
そして500日余り経った今も、ウクライナの戦争はまだ終わっていない。
ひまわりの花を心底愛でることができる平和の日々が1日も早く訪れることを願う。