「新聞ちぎり絵」なるものを知ったのは、つい1年前のこと。
知り合いになった名古屋在住の友人作成の絵手紙には、新聞ちぎり絵が描かれていた。その淡い色合いにとても惹かれた。
「94歳の新聞ちぎり絵作家」がいることも知った。奈良県在住の木村セツさんだ。
SNSのフォロワー数はなんと12万人超とのこと。
新聞ちぎり絵は、手で細かくちぎった新聞紙(主にはカラー刷りページ)を、鉛筆で書いた下絵の上にのりで貼って重ねていく。とても緻密な作業だ。
その木村セツさんの原画展が、8月1日から15日まで、事務所近くの誠光社という書店で開催されることを知り、行ってきた。
身近なものを題材とされており、その淡い色合いと、よく見るとところどころに新聞の文字が見えるのが面白い。絵のデザインも素敵だ。
名古屋の友人には、是非、京都に来た折には、「新聞ちぎり絵」の講習会を開催してほしいとお願いしてある。
セツさんは、90歳からちぎり絵を始めたという。新しいことに挑戦する意欲が素晴らしいね。