2023年3月3日と同月13日の2回、当ブログで映画「生きる」をご紹介しました。
先日、この映画が第78回毎日映画コンクールでドキュメンタリー映画賞を受賞したという嬉しい知らせが、同期の友人で、この映画にも登場している仙台の吉岡弁護士からメールにより報告がありました。
映画「生きる」は、2011年3月11日東日本大震災が発生した日に、宮城県石巻市大川小学校の児童74名がすぐ側に裏山があったにもかかわらず校庭で約51分待たされた挙げ句、70名の命が失われ、4名の児童が行方不明となった事件の、裁判を闘った遺族らのドキュメンタリーです。なぜ、子どもたちは死ななければならなかったのか・・・親らと代理人弁護士2人の姿を追いました。
京都では、2023年3月上映されました。
毎日映画コンクールの選考委員からは、「記録に残された息遣いから感じられる親たちの悲痛な叫びと、なんとしても真実を明らかにするのだという執念が胸をつく。圧倒的不利と言われた裁判で画期的な勝利をつかんだ過程も貴重な記録だ。映画として、広く後世に伝え続けていくべき、意義のある作品だ」と受賞の講評がなされています。
再上映があれば、是非、ご覧ください。