1. 佐渡、金北山(きんぽくさん)大縦走
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佐渡、金北山(きんぽくさん)大縦走

今年5月のGWは、佐渡島の金北山(きんぽくざん、1172m)大縦走に挑んだ。

金北山は日本三百名山の1座で、数年前に、田中陽希さんの「日本三百名山一筆書き」をテレビで観て、日本海を遠望しながらの大縦走に感動し、是非私も歩いてみたいと思った。

 

2年前の2022年5月、山仲間と一緒に登ったものの、身体ごと飛ばされそうな風雨により途中で断念しエスケープ。今回は同じメンバーでの再チャレンジだった。

 

出発前、佐渡島が今年の能登半島地震の活断層の延長線上に位置すると言われ、少しドキドキしながらの旅だった。

 

大縦走は5月5日。天気は快晴。新潟県は30度を超える真夏日予報。

ドンデン山荘から舗装道路を歩いた後、いよいよ金北山縦走路に入る。

金北山大縦走の開始だ。

 

 

すぐに、カタクリやシラネアオイなどの花々と出会う。「花の百名山」だけあって、登山道脇にはたくさんの高山植物が咲き乱れている。

 

かたくり

 

シラネアオイ

 

シラネアオイの花は大きい

 

アオネバ十字路まで下り、そこから「マトネ」までは急坂を登る。マトネの眺望も良好。今日は日本海も見える。

 

マトネからは、縦走路のアップダウンが始まる。木々の間を歩く時は、時々、道の両脇にカタクリがたくさん咲いており、癒やしてくれる。

 

 

また、木々のない見晴らしの良い場所では、両側に日本海、そして正面には目指す金北山を望むことができる。まさに絶景!

 

 

しかし、とにかく暑い。風も吹かない。持って来た水もぬるいし、足りない。

昼食を食べるための日陰もあまりない。「天狗の休場」にも日陰はなかったが、風の通り道になっているようで、そこで昼食。でも、暑さのためか、珍しくあまり食欲がない。弁当を少し残してしまった。昼食後少し仮眠。

 

昼食後、先は、いよいよ急坂になる。仮眠したせいか、元気が回復し、快調に歩く。でも、暑い。

 

山頂に近づくにつれ、登山道のあちこちに残雪があったり、雪解け水が流れている。

そして、雪渓の壁をよじ登り、雪渓斜面をおそるおそる歩いた後、ようやく山頂に到着。

 

 

 

金北山山頂には神社があり、多くの登山者が休んでいた。山頂からの景色も、もちろん絶景。東北の山々も遠く霞んで見える。言うことなし。

 

実は、金北山は国の所有で、山頂には自衛隊のレーダーが設置されていたが、近くの山に移動された。神社の横には自衛隊の建物が残っている。

 

 

 

 

山頂で、十分、眺望を楽しんだ後、白雲台まで防衛省管理道路を下った。

 

やっと天気に恵まれ、快適な大縦走を果たすことができた。

 

佐渡島には害獣がいないため、高山植物の宝庫である。

佐渡島を訪れるのは今回で4度目になるので、もう来ないかなと思っていた。でも、タクシーの運転手さんの話によると、花の綺麗ないくつかの登山ルートもあるということで、また、訪れてみたくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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