7月末に郷里の岐阜に帰った時、いとこ達がかき氷を食べに連れて行ってくれた。
今夏の初かき氷。
かき氷は幼い頃から食べてきたが、成人してからは一人で食べに行くことはない。若い人らと一緒だとそういう店に入れるって感じ。
連れて行ってくれた店は、元私の実家があった所のすぐ近く、岐阜市岩田東の「鍋&Dining cotocoto」。
最近のかき氷は量も多くオシャレ。生フルーツがふんだんに盛られている物もある。値段もそこそこするが、この店は比較的リーズナブル。
ところで、今、NHK大河ドラマ「光る君へ」では平安時代が描かれているが、当時の高貴な人達もかき氷をたべていたとのこと(2024年8月6日付け赤旗)。
一条天皇の后である定子に仕えた清少納言の「枕草子」の中に次の一節があり、これが日本で一番古い、かき氷の記録らしい。
「あてなるもの(上品なもの)」
削り氷に
あまづら(注:甘葛煎=あまづらせん、という古代の甘味料)いれて
あたらしき金椀(かなまり)に
いれたる
氷は氷池(ひいけ)で冬の間につくられ、氷室(ひむろ)と呼ばれる天然の冷蔵庫で保管されていたとのこと。
そして、当時は、刀で削られていたので、「削り氷」と呼ばれていたらしい。
そういえば、私が幼稚園の頃は、夏になると氷屋さんが車で大きな四角い氷を売りに来て、それを買っていたという記憶が残っている。
かき氷は、古代から夏のスイーツとして好まれていたんだね。