山仲間の浅野弁護士が、笠ヶ岳登頂で日本百名山を完登するということで、2024年8月4日から7日笠ヶ岳登山に同行した。私は2005年以来の2度目の笠ヶ岳登山となる。
京都からは4人(うち長野弁護士はテント泊で笠ヶ岳で合流)、神奈川からは浅野さんの同期の中野弁護士が合流した。
浅野さんは、亡夫が2007年11月に宮之浦岳で、私が2013年8月に飯豊山で、それぞれ日本百名山を完登した時も同行し祝ってくれた。その浅野さんがとうとう百名山を完登する。
笠ヶ岳(2897.6m)は北アルプスの南側の西端に位置し、山全体が岐阜県にある山だ。
「笠」の名のつくとおり、均整のとれた綺麗な三角形の山である。
北アルプスの縦走路から離れているので、登山者も少なく、静かな山である。
健脚の長野さんは、8月4日わさび平小屋に泊まった後、翌5日、ほぼ直登の笠新道を登るという。
私たち4人は、同日、鏡平山荘まで登って泊まった後、翌5日、弓折岳経由で登ることにした。
鏡平山荘近くの鏡池は、正面にそびえる槍・穂高連峰が映るビューポイントである。
鏡池に至るまでには夕立に降られたが、鏡池に着いた頃には雨もやみ、雲も少しずつ取れて、槍や穂高連峰がその姿をあらわしてくれた。まさに絶景!
8月5日、いよいよ笠ヶ岳に向かう。途中、高山植物がたくさん咲いており、北アルプスの山々を遠望しながら歩く。
途中から夕立が降ってくる。笠ヶ岳に近づいているはずだが、ガスでその姿が見えない。
笠ヶ岳山荘に到着する頃には、雨はやんだものの、山頂にはまだガスがかかっている。今日中に登れるか・・・
山荘前で休んでいると、ガスが晴れてきたので、登ることに。
山荘からは笠ヶ岳山頂までは、15~20分くらいで登ることができる。
そして、ついに、百名山完登! おめでとう!万歳!
笠ヶ岳山頂は広く、360度の展望がある。まだ周囲の山々には雲がかかったりしているが、まずまずの眺望である。山頂で約1時間楽しむ。
翌6日は、快晴で、下山中に振り返ると、美しい笠ヶ岳の姿を遠望できた。
下山は笠新道を下る。久しぶりの長距離の山行だったので、1~2日間は足の筋肉痛がひどかった。