1. 針ノ木岳サーキットを歩く
ブログ マチベンの日々

針ノ木岳サーキットを歩く

2013年に日本百名山を完登した後、次は何を目指そうかと考えた時、「楽しい山歩き」をすることのほかに、「北アルプス縦走路をつなぐ」をやってみようと思った。

地図上で北アルプス縦走路を塗りつぶしていくと、いくつか歩いていない箇所があった。

昨年歩いた「栂海新道」(朝日岳から親不知まで)もその1つ。

 

そこで、今年9月14~16日、まだ歩いたことがない針ノ木岳(2821m)から岩小屋沢岳(2630m)をつなぐ登山に出掛けた。

起点は長野県の扇沢ターミナル。扇沢から針ノ木岳まで登り、スバリ岳(2753m)、赤沢岳(2678m)、鳴沢岳(2641m)、岩小屋沢岳(2630m)の5つのピークを踏み、種池山荘から柏原新道を下って、扇沢に戻るという周回コース。逆周りもある。

このルートが「針ノ木岳サーキット」と呼ばれていることを今回初めて知った

 

9月14日は、扇沢登山口から針ノ木峠まで登る行程。

2012年8月に、亡夫と二人でこのルートを下山したことがあった。今回は上り。このルートは8月頃までは、針ノ木雪渓という日本3大雪渓の1つを歩くのだが(2012年の時は雪渓を下った)、今回は9月でもあり、また今年の猛暑で雪渓は例年より早く無くなってしまったとのことで、沢の両岸の高巻道を歩いた。

 

 

年齢による体力の低下と猛暑によるトレーニング不足で、針ノ木峠までの高巻道の急登はかなりきつかった。

 

針ノ木小屋からの眺望。正面中央は七倉岳。

 

 

 

翌15日は、今回のメイン。針ノ木岳を含む4座のピークを踏む予定。

だが、昨夜半には雨が降り出し、朝は雨こそ上がっていたものの、ガスで展望なし。

まずは、針ノ木岳に登り、そこからガレ場を下ったり登ったりするアップダウンの連続。晴れていれば、立山などを展望しながら歩けるルートなのだが、ただ黙々と歩く。足が重い。しんどい。

途中、少し雲が切れ、黒部湖や周辺山が少し顔を覗かせてくれたことが、ささやかな癒やしとなった。

 

 

 

 

途中からはまた少雨が降って来たりもし、早々に小屋(新越山荘)に到着した。

 

3日目の16日。空は明るいが、まだガスがかかって眺望はイマイチ。

今日は、最後のピーク岩小屋沢岳を通過後、種池山荘から柏原新道を下山するのみ。

途中、剣岳や雄山などの立山方面の山頂辺りが雲の上に見えたりした。また、進行方向には、鹿島槍ヶ岳も。

 

 

種池山荘から柏原新道を下山し、また1つ北アルプスをつないだ山旅は終わった。

 

今年は、猛暑にかまけて、夏に近郊の山に登ることもなく、トレーニングをサボったため、やはりそのツケは大きく、急登の連続が続くと、本当にへこたれてしまった。反省しきりである。

 

帰宅後、他の登山者の「針ノ木岳サーキット」のYOUTUBEを観て、今回見ることができなかった、晴れた日のその素晴らしい景色や展望に感動した。

やはり見てみたい景色だ。

 

再度、挑戦してみるかな・・・

 

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