昨日(2024年10月8日)夕方、京都弁護士会では、会員弁護士・事務員さん・市民の皆さん、そしてえん罪被害者の方らと一緒に、雨の中、再審法改正を求めるパレードを行いました。
裁判所前から検察庁前まで歩きました。
ちょうど、逮捕から58年という長きにわたり無実を訴え続けてきた「袴田事件」の袴田巖さんの再審無罪が確定するという嬉しい報道があったばかりで、シュプレヒコールにも力が入りました。
岡田会長と木村副会長
パレード出発前(弁護士会館前)
再審については、刑事訴訟法第4編で定められていますが、70年以上もの間、改正の必要性が指摘されながら1度も改正されていません。
罪を犯していない人が処罰を受けるというえん罪事件は後を絶たず、再審手続によって救済されるまでには、袴田さんのように気の遠くなるような年月がかかります。
そこで、日本弁護士連合会は、えん罪被害者の一刻も早い救済のために、再審法(刑事訴訟脳)の一部改正を求める取り組みをしています。
改正の主な要点は、
1、再審のためのすべての証拠を開示する(警察や検察は証拠隠しをしない)
2、再審開始決定に対する検察の不服申立を禁止する
3、再審における手続を整備する
今後も、再審法改正実現を目指して、ご協力をお願いします。