長年、離婚事件を扱ってきましたが、夫婦の間の出来事は、二人にしかわからないことが多く、「言った」「言わない」、こんなことが「あった」「なかった」の争いとなり、証拠がない場合、たとえ真実であっても裁判所が認めてくれないこともあり、とても悔しい思いをすることが少なくありません。
そこで、不幸にも離婚を考えるようになった時に少しでも有利に進められるためのアドバイスです。
日記を書くこと。
日記はほぼ毎日、その日の出来事や思いを書くものですから、それが継続されておれば、かなり信用性は高いと言えるでしょう。
「日記を書くのは大変」と思われる方、手帳や予定表の余白に日付けを入れて、その日の出来事や思いをたとえ2~3行でも記しておかれるのでもいいと思います。
もし家計簿をつけておられるなら、その余白やメモ欄でもかまいません。
言葉は(録音しない限り)消えてしまいます。少しでも記録にとどめておくことが大切ですね。
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