(女性弁護士の法律コラム NO.134)
元依頼者Hさんの紹介で「89歳の叔母が遺言の相談をしたいと言っています。タクシーでなら事務所へ行けると思いますが、できれば自宅まで来てほしいのですが」との依頼があり、昨日、その89歳の女性Kさん宅へ行ってきました。
Kさんは今も一人暮らしで、時々、姪が様子を見に行かれているとのことでした。
89歳の女性ってどんな方だろう?、遺言を書く場合の能力とかは大丈夫だろうか?など少し心配しながら、前もって親族の方からKさんの情報を伺って訪問しました。
でも、実際にお目にかかると、「89歳?」と思うほど元気でしっかりされており、親族の方から伺っていた昔の話題などスラスラと話されました。
「89歳って、何年生まれですか?」と尋ねると、「大正13年」との答えが返って来て、そうか、私の亡くなった父親と同じ年なんだと、なにか感慨深いものがありました。
話の内容からは遺言を書かれた方が良いと思われましたが、誰にどうしたいのか迷っておられるようなので、「遺言を作ろうと思われた時にはまた来ますから」と言って帰りました。
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